Webビジネス2006年4月11日 13:40
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Business Objects、BI ソリューションの一部機能を Web 経由で提供

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060411/10.html
著者:Michael Hickins
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ビジネスインテリジェンス (BI) ソリューション大手の Business Objects は10日、報告書処理ソフトウェア『Crystal Reports XI』の持つ情報を、安全かつ簡単に共有できるオンラインサービス『crystalreports.com』の運用開始を発表した。

このように、Web 経由で機能性を提供する形式は、オンデマンド型ソフトウェア、あるいはサービス提供型ソフトウェアとして、現在多くの注目を集めている。Business Objects も今回の発表により、オンデマンド型 BI ソリューション提供の第一歩を踏み出した形だ。

同社の発表によると、Crystal Reports XI を社内運用している顧客は、crystalreports.com に報告書をアップロードし、普段 BI 情報に接する機会のない社内の人間とも、情報を共有できるという。閲覧ユーザーについては、ユーザー情報や権限を設定することが可能だ。

Business Objects が、オンデマンド型の機能性提供を行なうのは、意外なことではない。同社は、オンデマンド CRM (顧客関係管理) ソフトウェアベンダー salesforce.com の運営するサードパーティツール プラットフォーム『AppExchange』用に、Crystal Reports XI を提供することで、提携を結んでいるからだ。

報告書の閲覧許可を受けたユーザーは、crystalreports.com で現時点の報告書はもちろん、以前の報告書の概略を閲覧できる。報告書にある情報についてさらに詳細を調べられるほか、分量の多い報告書の簡単な閲覧操作も実現している。

crystalreports.com は、Crystal Reports XI を社内運用している顧客向けに提供するオンラインサービスで、その点から考えると、一般的なオンデマンド型あるいはサービス提供型ソフトウェアではない。

しかしこれは、あくまでも第一歩だ。

Business Objects の製品マーケティングディレクタ James Thomas 氏は、次のように述べている。「われわれは、単に Crystal Reports を Web に持ち込むより、はるかに多くのことを行なうため、インフラを構築している」

調査会社 IDC の予測によると、サービス提供型ソフトウェア市場の世界的な売上規模は、2004年の42億ドルから、2009年には107億ドルに達するという。これを平均年間成長率に直すと、21%という数字になる。

Business Objects は、こうした需要の拡大を十分認識しており、その勢いに乗るための準備を整えている最中だと Thomas 氏は語る。

これまで Business Objects は、『Fortune 1000』 にランクされるような大手と、中堅企業を対象に事業展開していた。しかし現在は、より規模の小さな企業に焦点を合わせており、今回発表した Web ベースのソリューションが、その道を開くための助けとなるはずだと Thomas 氏は説明し、次のように述べている。

「情報に対し、どんな企業も変わらぬニーズを持っている」

Thomas 氏によると、同社は、IT に大規模な投資を行なう余裕のない企業にも利用可能なソリューションの提供を試みているという。

「わが社は (BI ソリューション) 導入の敷居を、本格的に引き下げた」と同氏は語った。

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