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女性ならではの消費者心理にフォーカスする先日テレビを見ていたら、ある女性誌の人気モデルについて特集番組が放送されていた。その番組によれば、誌上で彼女が着た服はすぐに売り切れてしまうほど人気が出るという。
確かに、買い物に行って洋服を選んでいても、店員が雑誌を持ってきて、「その服はここに掲載されているんですよ」とか、「このページで○○さんが着ていますよ」などと声をかけられたりすることがある。もともとその洋服自体にはあまり興味が湧かなかったとしても、不思議と雑誌に掲載されていたとか、誰々が着ているという情報に触れると、そのステイタスに一瞬心が揺れる時がある。 ちなみに、こうした消費者心理はどうやら私に限ったことではないらしい。女性の購買行動は○○が着ていた、○○も認めた、などといった情報に左右されることがあり、しかもそれは今に始まったことではない。高級ブランドとして知られるエルメスのケリーやバーキンといったバックの名前が、モナコ王妃グレース・ケリーや女優のジェーン・バーキンの名前が由来になっているのは有名な話だ。 ところで、広告主の方はこうした女性ならではの消費者心理を意識してネット上の広告に活かしているだろうか。ヤフーが定期的に行っているインターネット利用者調査でも、すでにユーザーの男女比はほぼ1対1になっており、ウェブサイトを利用する目的に「商品を購入、検索するため」が65%に達することなどから考えると、今この瞬間にも、インターネットの向こう側で女性がパソコンに向かって購買行動に結びつく情報を収集している姿が想像できはしないだろうか。 よく消費の中心は女性と言われるが、あるマーケティング会社によれば、消費の8割は女性が握っているという発表があったぐらいである。だとしたら、ネット上の広告においても、こうした女性ユーザーを見逃さない手はないだろう。 例えば、ある女性が何かいい化粧水がないかと検索サイトを使って探していたとする。数ある検索結果を見ているうちに「化粧水格安販売」と書いてある広告と、「○○も使っている」と話題の人物の名前が書かれている広告を続けて見たとしたら、そのユーザーはおそらく後者のほうに目を留めることになるだろう。 さすがに人名を挙げると肖像権の問題がでてくるかもしれないが、そこは特定の人名でなくても、例えば「利用者の多くがその効果を実感!」などといったキャッチフレーズがあれば安心感もアップし、女性消費者の興味をくすぐることになるかもしれない(もちろん、薬事法には充分に気をつけたうえで)。 女性ならではの消費者心理にフォーカスした広告戦略。それこそが今後のネットビジネスの成功にとって、重要な要素のひとつとなってくるのではないだろうか。 (執筆:コンサルティンググループ 黒田真梨子) 関連テーマ
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