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2008年10月12日
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Webビジネス2006年5月9日 15:10

タブブラウジングや RSS にも対応、IE7 Beta2 がダウンロード開始

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伊藤哲志氏
マイクロソフトは9日、最新版 Web ブラウザ「Internet Explorer 7」(IE7)の Beta2 日本語版を公開した。同日に開かれたプレス向け説明会では、ビジネス Windows 製品部シニアプロダクトマネージャ伊藤哲志氏が今回ダウンロードが開始された IE7 Beta2 の新機能について解説した。

IE7 は、XP と同時期に登場した現行 IE からほぼ5年ぶりのメジャーバージョンアップ。タブブラウジングや RSS、Ajax へのネイティブな対応など最近のトレンドを押さえた操作性向上と、セキュリティ強化の両立が特徴だ。対応 OS は Windows XP SP2、Vista、Windows Server 2003 SP1 以降。

現行 IE からの変更点は、デザイン、タブブライジング、検索、印刷機能、RSS、プライバシーセキュリティ、互換性など主に7項目にのぼる。

まずデザインでは、ブラウザ画面を広く使えるように考えられたシンプルなインターフェイスが目を引く。IE6 から比べて洗練された印象を感じるのは、ファイル、編集、ツールなどのメニューバーがキーボードの Alt キーを押さない限り表示されないからだ。この Alt キーを押すという操作は Vista でも用いられることから、周知も徹底されるという。

メニューバーが隠れWebの表示領域が広くなった
*クリックして拡大

ブラウザ下部のステータバーにはズーム機能が備わっており、ユーザーはプルダウンから拡大、縮小率を選択して操作する。Ctrl キーとマウスホイールを組み合わせることでより素早い拡大・縮小も可能だ。なお、このズーム機能は CSS に左右されず、テキスト以外にイメージや入力フィールドなどにも対応する。

また、もっとも期待されていた機能の一つであるタブブラウジングは、単一のウィンドウで複数のサイトをブラウズできるというもの。これまでの IE では複数のサイトを開く場合、複数のウィンドウを開く必要があった。IE7 に搭載されたタブブラウジング機能は複数サイトの同時表示以外に、全ページの一斉更新、サムネイルによる一覧表示「クイックタブ」、前回開いていたタブの回復、ブックマークフォルダの一斉展開といった動作が可能だ。さらにブラウザのホームページもタブごとに複数設定が可能となった。

1クリックで開いているタブを一覧表示

検出した RSS はアイコンで確認
タブブラウジングと同様に要望が多かった RSS 機能では、RSS フィードの自動検出や、内臓する RSS フィードリーダーでの購読などが可能。RSS を配信するサイトを訪問するとブラウザ上部の RSS アイコンがオレンジに光り、ユーザーがクリックすると内臓の RSS フィードリーダーで購読できるといった仕組みだ。このアイコンは Web ブラウザ「Firefox」に用いられているものと同じ。Firefox を開発する Mozilla と足並みを揃えた結果だという。サポートする形式は RSS 0.9x、1.0、2.0、Atom 0.3、1.0。RSS フィードリーダーでは、15分おき、30分おきといった自動更新や、アラームを設定できる。


検索 Box はツールバーに設置される。検索エンジンは Google やヤフー検索など一般的な検索プロバイダのほか、Amazon、楽天といった専門検索も選択可能だ。これらのほかにも設定画面から Wikipedia などの検索も選択できる。

設定画面では多くの検索を追加できる

印刷機能も向上した。これまで印刷プレビューでは100%表示がデフォルトとなっていたが、IE7 では「縮小して全体を印刷」がデフォルトとなる。従来の表示方法では端が切れてしまうという声が多く聞かれたという。複数ページにまたがる場合は、1ページ表示や2ページ、3ページ表示などを選ぶことができる。

上記のような操作性向上との両立が難しいのがセキュリティ強化だ。IE7 では、フィッシング詐欺検出機能、閲覧履歴の削除、セキュリティステータスバーなどの機能を追加した。フィッシング詐欺検出機能は閲覧中のサイトについて2段階の警告を表示する。“疑わしいサイト”の場合は URL 欄が黄色になり、ブラウザ上にある鍵アイコンから警告メッセージが表示される。問題のあるサイトの場合は URL 欄が赤くなり、サイト内のコンテンツは表示されない。閲覧されるサイトはフィッシングサイトのオンラインリストとバックグラウンドで照らし合わせてチェックされる。ブロックされるサイトのデータベースは米国以外のデータも保持、外部のセキュリティベンダーとも連携していくという。

疑いのあるサイトでは警告を表示

また、Web の閲覧履歴は1クリックですべて消去できるようになった。インターネット一時ファイルやクッキー、閲覧履歴、フォームデータ、パスワードの消去が可能だ。個別の削除とすべて削除を選択できる。これまではやや複雑な操作が必要だったことから配慮された。

さらにセキュリティステータスバーでは証明書/暗号化情報に簡単にアクセスできるようになった。発行される証明書についての詳細な情報を鍵アイコンから表示させることができる。またこれまでの IE ではアラートが出るだけといったように HTTPS の処理がかなりいい加減だったが、IE7 ではブロックが可能となった。証明書が現在の URL と異なる hostname から発行されていたり、信頼されていないルート証明機関からの発行や期限切れ、無効となっている場合には HTTPS へのナビゲーションがブロックされる。接続におけるデフォルトの設定もより安全とされる SSL3.0、TLS1.0 となった。

IE6 との互換性についても考慮されている。現在のサイトやアプリケーションとの互換性を維持したほか、CSS 強化と透過 PNG のサポート、Ajax へのネイティブな対応により「Web2.0 時代のよりリッチな Web ブラウズを提供する」と伊藤氏。また日本語ドメインにも対応した。

タブブラウジングの搭載や RSS アイコンなど Firefox との類似を指摘されると、伊藤氏は「真似をしたわけではなく、いいものはいい」、「行き着くところは似てくる」とコメント。IE7 の正式版は、搭載される機能は現状のまま精度を上げたうえで2006年度の後半にリリース予定だ。


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