Webビジネス2006年5月25日 14:00
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第1四半期のサーバー市場、調達傾向に変化の兆し

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060525/12.html
著者:Clint Boulton
海外internet.com発の記事
調査会社の GartnerIDC は、それぞれ2006年第1四半期のサーバー市場調査報告を発表した。全体として見ると、出荷数はまずまず伸びたものの、売上は伸び悩みが目立った。

IDC が24日に発表した調査結果によると、世界のサーバー売上は第1四半期、前年同期比1.9%減の119億ドルになった。世界のサーバー売上は、10四半期連続で前年同期比増を記録した後、今回2四半期連続の前年同期比減になったという。

なお同社は、世界のサーバー出荷台数について、やや小幅ながらも前年同期比で9.5%増えたとしている。

一方、Gartner が23日に発表した調査報告によると、第1四半期のサーバー売上は、前年同期の123億4000万ドルから123億5000万ドルの微増に留まったが、出荷台数は前年同期の170万台から13.7%増えて約200万台だったという。Gartner と IDC の調査は、それぞれ基準が異なるため、数字に違いが表われている。

IDC のアナリスト Matt Eastwood 氏は、サーバー売上の減少について、IT 支出パターン転換の前兆で、企業の IT 業務責任者は予算や人員配備を考慮しながら、業務ニーズに合わせて IT ハードウェアの整理統合を行なっていると説明した。

以下、IDC の調査結果に基づく数字を見ていこう。まずメーカー別の売上シェアは、1位の Hewlett-Packard (HP) が28.1%、そして2位の IBM が27.9%と、ほぼ拮抗する形となった。

また Dell が11.1%、Sun Microsystems は10.8%で、3位と4位も僅差だった。ただ両社のサーバー売上は、いずれも前年同期比で増えており、ほぼ横ばいながらも減少した HP や、前年同期比3.6%減の IBM とは一線を画している。

Dell と Sun を比べた場合、サーバー売上の前年同期比伸び率はそれぞれ3.6%増と5.8%増で、Sun の健闘が目立った。IDC のアナリスト Steve Josselyn 氏は、Sun の自社製プロセッサ『UltraSPARC T1』を搭載したマルチコアサーバー『Sun Fire T』シリーズと、AMD 製プロセッサ『Opteron』を搭載した64ビット拡張サーバー『Sun Fire X』シリーズに、「顧客が共鳴し始めた」と指摘している。

価格帯別には、2万5000ドル未満の量販クラスサーバーだけが成長株で、売上は前年同期比6.3%増となった。

一方ミッドレンジサーバーの売上は、ローエンドおよびハイエンドサーバーに圧され、前年同期比16.2%減となった。これは2四半期連続の減少だ。またハイエンドサーバーもローエンドサーバーに食われ、前年同期比3.2%減となった。こちらは6四半期連続で減少している。

次にプロセッサアーキテクチャ別で見ると、相変わらず x86 アーキテクチャ、すなわち IA-32 および IA-32 の64ビット拡張アーキテクチャサーバーが強く、前四半期比では減速傾向が見えるものの、第1四半期の売上は61億ドルになった。とりわけ AMD プロセッサ搭載サーバーの売上増が顕著で、初めて10億ドルを超えたという。

かつて HP 以外の主要サーバーメーカーで汚名を被った、Intel の IA-64 アーキテクチャプロセッサ『Itanium』搭載サーバーは、売上規模こそ6億4000万ドルと少ないが、前年同期比で41.8%の売上増となった。

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