Gartner Group は、Microsoft (NASDAQ:MSFT) の次期 OS『Windows Vista』の発売がまた遅れるだろうと予測していたが、その予測が当たるかもしれない。Microsoft の CEO (最高経営責任者) Steve Ballmer 氏が東京で行なった記者会見で、Windows Vista の発売が予定よりも数週間遅れる可能性があると示唆したのだ。
IDG News Service の報道によると、Ballmer 氏は24日、Microsoft と NEC が開いた共同記者会見で、Windows Vista 第2ベータ版に対するフィードバックおよびパソコンメーカーの次の「モデルチェンジ サイクル」を評価中だと述べたという。Windows Vista 第2ベータ版は、Microsoft がシアトルで開催 (5月23日-25日) したカンファレンス『Windows Hardware Engineering Conference』(WinHEC) でリリースしたものだ。
IDG News Service は、Ballmer 氏の次のような発言を伝えている。「われわれは、2007年初めの出荷開始に向かって順調に進んでいると思う。出荷開始時期については、これまで月単位で発表していたが、第2ベータ版に対するフィードバックをすべて厳密に評価する機会を得た。したがって、その後で [出荷日を] を予定通りとするか数週間延ばすかを決めたい」
Ballmer 氏は、もう1つ Microsoft が NEC をはじめ OEM パートナーと協議しているのが、それらメーカーにとって都合の良い時期がいつかという点だとして、次のように語っている。「1月前半なのか、1月後半なのか、あるいは2月なのか、それは、コンピュータの次回モデルチェンジの時期次第であり、第2ベータ版に対するフィードバックへの対応を済ませた時期が出荷に最適だろう」
Ballmer 氏のこの発言に対して、Microsoft の広報担当は直接的なコメントを避けた。しかし、取材に応えて Eメールで次のように述べている、「わが社は提供開始時期について、Windows Vista のボリュームライセンスについては今年11月、一般向け出荷については2007年1月を目指している。いつも述べている通り、最終的な出荷開始日は品質によって決まる。その品質を評価して改善するために、ベータプロセスは不可欠なものだ」
Windows Vista の出荷開始は、これまでに何度も延期されてきた。初めて言及した2001年には、2003年に出荷開始の予定との発表だった。その後も何度か延期され、直近では今年3月に、「今年11月から2007年1月への延期」発表があった。そのため、パソコンメーカーはクリスマスシーズンの同 OS バンドル出荷を断念せざるを得なくなった経緯がある。