Qwest が Microsoft のセキュリティ製品を採用Qwest Communications が、Microsoft の有料セキュリティサービス『Windows Live OneCare』を採用する初の ISP となった。
Windows Live OneCare は、『Windows XP』OS 搭載パソコン向けに、包括的なセキュリティケアを提供するもので、5月30日に正式スタートしたばかりだ。専門家らは今回の発表について、ウイルス対策業界の勢力地図が大きく塗り変わる発端とはならないものの、「Microsoft にとっては望ましい展開への第一歩」になったと見ている。 Windows Live OneCare は、Microsoft が年間契約料49.95ドルで提供しているものだが、Qwest はこれを、170万人にのぼる自社のブロードバンドユーザー向けに、登録制の無料サービスとして提供する。 サービスの開始日、および Qwest と Microsoft が結んだ契約の金銭的条件は明らかになっていない。 Qwest はかねてより、Microsoft の有料インターネットサービス『MSN Premium』をユーザーに提供しているが、同サービスには Microsoft と競合する McAfee のウイルス対策製品も入っている。Qwest は今回の提携について、ゆくゆくは『Windows Live』のサービスを自社ユーザーに提供する計画の一環だと述べており、今年中にもその計画を実行に移したい考えだ。 Qwest の広報担当者 Kate Varden 氏は取材に対し、McAfee 製品については、今後も MSN Premium の一部として提供するが、Windows Live では提供しないと述べている。 Microsoft の戦略や製品の分析を行なっている独立系調査会社 Directions on Microsoft のアナリスト、Matt Rosoff 氏によると、Microsoft の MSN Premium を自社のブロードバンド接続サービスにバンドルしている ISP は、現在、Qwest を入れて2社あるという。 しかし、MSN Premium に McAfee 製品が入っていることや、Microsoft が Qwest との提携関係にさほど注力していないことを考えると、今後、他の ISP でも Microsoft のセキュリティ製品の採用が進むとはかぎらない。 今回の発表を見るかぎり、Microsoft は少なくとも1社の ISP を取り込むことに成功したようだが、調査会社 Yankee Group のセキュリティ アナリスト Jonathan Singer 氏は、Qwest が Comcast などに比べ、格段に小規模な ISP である点を指摘している。 対する McAfee のセキュリティ製品は現在、Comcast、AOL、EarthLink など、複数の大手 ISP に採用されている。 Qwest の次に Windows Live OneCare を採用する ISP はどこになりそうか、との問いに Rosoff 氏は、「Verizon Communications あたりが有力候補だ」と答えた。 他の ISP との契約交渉について Microsoft に問い合わせたが、同社は一切の具体的なコメントを控え、「さらに提携先を増やすことも視野に入れている」と述べるにとどまった。 関連記事 最新トップニュース
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