『Reporters Without Borders』(国境なき記者団) は6日、Google (NASDAQ:GOOG) のメインサイト『Google.com』へのアクセスが中国のほぼ全地域で遮断されていると発表した。Google は中国政府のインターネット検閲について、肯定する姿勢を取っていた。Reporters Without Borders は、報道の自由擁護を謳うジャーナリストの国際的な団体だ。中国政府によるアクセス遮断を「前例のないレベルのインターネット検閲」として非難している。
Reporters Without Borders によると、中国のユーザーは Google サイトを使おうとしても、Google が今年1月に同国政府の検閲を受け入れる形で開設したサイト『Google.cn』にアクセスするしかない状態だという。
Reporters Without Borders によると、中国の多くの都市では最近、(検閲対象外の) Google.com サイトにアクセスし難くなっていた。5月31日は、同国のどこからも Google.com サイトには全くアクセスできなかった。その後、アクセス遮断は『Google News』や『Google Mail』にも徐々に拡がったという。
Google に取材を申し込んだが、コメントは得られなかった。
Reporters Without Borders によると、中国当局は5月24日以来、アクセス遮断と並行して、『Dynapass』『Ultrasurf』『Freegate』『Garden Networks』など、検閲迂回ソフトウェアの無力化にもほぼ成功している。これらソフトウェアは、政府が検閲で遮断しているニュースや情報にアクセスするため、普段は10万人ほどの中国人が利用しているという。
プレスリリースの中で Reporters Without Borders は、次のように述べている。「禁止コンテンツにアクセスするため中国のインターネットユーザーが、検閲に対して技術的な戦いを起こさざるを得ないのは、嘆かわしいことだ」