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IBM の新世代データベースソフト『DB2 9』、7月末に出荷開始

Clint Boulton
 
 
IBM は8日、データベース サーバーソフトウェア『DB2 Universal Database (UD)』の次期版『DB2 9』(開発コード名「Viper」) の出荷を来月開始すると発表した。XML データも扱える新世代製品だ。

IBM と Oracle は、数十億ドル規模と言われるデータベース市場において、約2年毎に新技術を投入して、追いつ追われつで凌ぎを削ってきた。だが IBM は、DB2 9 のリリースによって、ライバルの最新製品『Oracle Database 10g』の先を行けると考えている。

出荷開始時期が確定した IBM にとって今度必要なのは、顧客に購入してもらうことによって同製品の価値を証明することだ。

DB2 9 は、XML データとリレーショナルデータの両方を管理できるため、サービス指向アーキテクチャ (SOA) 分散コンピューティングに最適となっている。従来型の静的なデータベース技術を、対話型の動的なデータサーバーに変換し、「文書」「音声」「動画」ファイル、「画像」「Web ページ」および「デジタル署名つき XML トランザクション」など、あらゆる種類の情報を管理できる。

IBM のデータサーバー担当副社長 Bob Picciano 氏によると、DB2 9 は『pureXML』技術を備えており、従来のリレーショナルデータを扱えるのはもちろんのこと、XML データも形式を変換せずに扱えるという。

pureXML 技術は、XML データ処理用に設計された標準言語『XQuery』に対応している。したがって、アプリケーション開発者は、XML 形式およびリレーショナル形式で格納されたデータを、XQuery、『XPath』、標準的な『SQL』という3つの言語のいずれか、またはその全部を用いて検索して抽出できる。

DB2 9 は、『Label Based Access Control』(LBAC) をはじめ、セキュリティ面も強化している。LBAC は、通常の行レベルのアクセス制御に加え、列にラベル付けすることによって、セキュリティ階層レベルと分類レベルを定義できる、きわめて柔軟なアクセス制御機能だ。データベース内にある重要データへのアクセスを、きめ細かく制御できる。

このことに加え DB2 9 は、Oracle 製および MySQL 製のデータベースからデータを抽出する機能を備えるとともに、Microsoft の次世代アプリケーション プラットフォーム『Visual Studio 2005』にも対応している。

DB2 9 には3種のエディションがあり、いずれも1年間のサポートが付く。出荷開始は、7月28日の予定だ。

価格は、『DB2 Enterprise Edition』が1ユーザーあたり938ドル (最少ユーザー数5) か1プロセッサあたり3万6400ドルから、『DB2 WorkGroup Edition』が1ユーザーあたり350ドル (最少ユーザー数5) か1プロセッサあたり1万ドルから、『DB2 Express Edition』が1ユーザーあたり165ドル (最少ユーザー数5) か1プロセッサあたり4874ドルからとなる。
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