NetApp、高性能ストレージ向け OS『Data ONTAP GX』を発表ネットワークストレージ大手の Network Appliance (NetApp) は12日、高性能コンピューティング (HPC) 分野向け OS『Data ONTAP GX』をリリースした。同 OS を使えば、標準的なストレージシステムより迅速に、Linux クラスタへのデータ保存/抽出が行なえるという。
NetApp が先月発売した『FAS6070』、および昨年5月に発売した『FAS3050』の各ストレージシステム上で動作する Data ONTAP GX では、複数の単一ファイルまたはファイルクラスタを、単一のファイルシステムとしてアクセスできる。 さらに、ストレージノードもしくはストレージ階層間でデータを透過的に移動させ、データ抽出と管理の手間を軽減する。従来のストレージシステムをはるかに上回る性能を誇り、たとえば、Data ONTAP GX を FAS6070 上で動作させた場合、最大6ペタバイトの容量と、毎秒100万オペレーション以上という記録的な最大処理速度が得られるという。 Data ONTAP GX は、地震データ解析/半導体設計/各種シミュレーション/デジタルエンターテインメントなどの用途に使われるデータ集約型アプリケーション向けに設計した OS だと、NetApp のネットワークストレージ事業部門副社長兼ゼネラルマネージャ Rich Clifton 氏は話す。 「この OS は、非常に多くの計算能力を集約させる環境に適しており、大規模な Linux 環境において、科学や技術分野の困難な処理作業をこなすことができる。大型アプリケーションにおいて、顧客は大容量のストレージに保存したあらゆるデータを、あらゆる並列処理を通じて処理できることを求めている」と Clifton氏は述べた。 Data ONTAP GX で並列コンピューティングが可能になったのは、NetApp が2004年2月に買収完了したネットワークストレージのソリューション会社 Spinnaker Networks を通じて獲得した、グローバルネームスペース技術を採用したためだ。同技術を使えば、ストレージ全体を単一のファイルシステムのようにアクセスできる。 新興企業の BlueArc が2月に発表した『Titan 2000』ストレージシステム ファミリと競合することになる Data ONTAP GX にとって、グローバルネームスペース技術は鍵を握る要素と見て間違いない。 BlueArc の CEO (最高経営責任者) Mark Gustafson 氏は先ごろの取材で、Titan 2000 ファミリが2月の発売以来、非常に好調な売れ行きを示している主な要因として、グローバルネームスペースの採用を挙げていた。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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