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2008年10月15日
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Webビジネス2006年6月16日 11:20

変更後の新しいクレジットカード番号がわかる

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毎月の代金をクレジットカード決済にしている顧客から回収しようとして、思 ったより大変な思いをしたことがあるかもしれない。

個人情報の盗難を防ぐためのカードの再発行や、 手数料無料で作り変えられるキャンペーンによるカードの変更、 銀行の合併による新しい口座番号の発行など、 かつてないほど早くクレジットカードの口座番号は変わる。

Visa USA によると、2003年、 引き落とし口座の内容に変更があった Visa カードは、 55%以上あったとのこと。 先程挙げた理由やカードの有効期限の更新により、 これらの口座払いのカードは無効になってしまった。 これでは、 顧客にクレジットカードでの自動決済を承諾してもらえたとしても、 1年後には、大半のカードで自動決済ができなくなる。

しかし最近、米国のクレジットカード会社は、新しい対策を考え出した。 これを採用するビジネスは、 顧客のクレジットカード口座番号が変更になったとき、 いつでも新番号を知ることができるようになる。

データベースの大御所

前回、米国のクレジットカード会社が先駆けとなり、 クレジットカードの取引データに“継続フラグ”を付けるという新方式を生み出したことを書いた。

実際には1バイトの記号で表すこのフラグにより、 カードで決済する際、カードの有効期限を記載する必要がなくなる。 このフラグはできてから間もないため、 今のところほとんど知られていないが、 これを使えば、 毎月クレジットカードに自動請求している会社にとって、 収入が大きく増えることになるかもしれない。

また、新たに顧客のクレジットカード番号が変更されたのがわかるようになったのも、重要な点だ。 ただカードの有効期限を省略するのではなく、 実質的にはカードの口座番号を無視することができる。 自動継続手数料は、口座番号が変わらなかった場合と同様に回収できる。

米国では、新しいクレジットカード番号を、 そのカード保有者と2、3年前まで取引のあった会社に伝えるサービスを始めた会社もあるが、 一方ではこれらの新方式を取り入れ始めたばかりの会社もある。 新方式について段階的にしか発表がないこと、 そしてもともと金融サービスの中身にはあいまいな点が含まれることから、 消費者はいうまでもなく、 企業のほとんどがサービスの実施について知らない。

番号の変更を通知するというサービスは、 カード会社によってそれぞれ呼び方が異なる。 Visa USA は、 「アカウントアップデータ」と呼ばれるプログラムを実施している。 この方針は Visa の Web サイトで公表されているが、 これによって影響を受ける人々がそれを知っているか、というとそうではない。

Visa USA の小売店舗関係 VP Jim Eitler 氏は、 消費者のクレジットカード番号の変更を追跡できることを知った会社は増えている、 と言う。 同氏は、ほとんどの企業が行っている、 人手をかけて直接顧客と連絡を取り、 クレジットカードの新情報を収集するという従来のやり方に比べて、 「対コスト効果は非常に高い」と語った。

Eitler 氏は、 毎月の会費を収入源にしている大手 ISP や他の企業が、 ここ数年で新方式の採用に踏み切ったことを確認していた。 同氏は「他の企業に先駆けて、 世界の AOL が Visa のアカウントアップデータを採用した」と言った。 American Express と他の大手クレジットカード会社も、 新番号のデータを提供している。 ヨーロッパでは、この方針は広く受け入れられておらず、 現在のところ米国でのみ普及しているようだ。

柔軟な規則

ニューヨーク州 Fishkill のコンサルタント Paul Larsen 氏のような、 クレジットカード業界の専門家によると、 新口座番号を共有するという対策も、 有効期限を無視するという対策もまだ新しいので、 正式な文書化された規則には反映されていないとのこと。

Eitler 氏は、最近の変更事項の多くは、 カード会社の当初の契約書に含まれている事項、と言う。 「アカウントアップデーターサービスは、 Web 取引などのようにカード不在の規則を念頭に置いて書かれてた」と説明する。 「契約の履行については、常に従来のサービス同様の規則が適用される。 年月を重ねるにつれ、自動払いが発展し、規則も変更した」

カード番号が変わった後でも、 そのカードで自動継続決済が続くことに消費者は不満に思わないのか、 という私の質問には、 「そのような声は聞いたことがない」と Eitler 氏は言う。 そもそも自動継続決済にするほど、 消費者がその取引を信頼している場合、 カード番号が変わっても自動払いの手続きをやり直さなくてすむ、 という事実のほうが嬉しいようだ。

Eitler 氏は、カードが新しい番号に変わったら、 白紙に戻したいと思う人のために、 「Visa キャンセルサービスがあり、 顧客は自動払いの一部もしくはすべてを取り消すことができる」と言う。

どのように新カード番号を手に入れるのか

顧客の最新情報を手に入れてビジネスに活用できるかどうかは、 クレジットカード取引を処理する銀行次第のようだ。 Eitler 氏によると、 「どの店も、(アカウントアップデーターを)利用することはできる」 「請求書作成者、つまりそれぞれの銀行の判断にゆだねられる」とのこと。

銀行側のプログラムに受け入れられると、 銀行のソフトウェアを使って自動払いを行う顧客のクレジットカード番号を、 電子的に届出できるようになる。 すると、顧客のクレジットカード内容に変更があれば、 クレジットカード会社が銀行のソフトウェアを介して新口座情報を提供し、 自動払いの手続きは滞りなく進む。

このサービスの利用料は、各参加銀行が独自に設定しているため、 Eitler 氏が見積もることはできなかった。 しかし、変更したクレジットカード1枚に対し、 わずか15セントほどだということ。 これは、毎年または2年毎に新情報を得ようと顧客にオフラインで連絡を取り、 その結果多くの顧客から自動継続の許可を取れないという従来の方法にかかる費用を考えると、わずかな額だ。

結論

米国では、クレジットカードを利用した自動払いの利用者は間違いなく増えるだろう。ヨーロッパは米国以上に自動払いが定着しているが、 クレジットカード口座ではなく、当座預金口座からの引き落としが主流だ。

Visa や他のクレジットカード会社が開発した口座更新対策のおかげで、 自動払いが米国のビジネスにより多くの収益をもたらし、 そしておそらく、消費者にとってはより便利になるだろう。 誰にもメリットがある限り、その関係は強くなる一方だ。


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