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Webビジネス2006年6月21日 14:50

Microsoft、『Microsoft Robotics Studio』の CTP 版を公開

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Microsoft (NASDAQ:MSFT) はこれまで、新興技術の出現に対する反応が鈍いと見られていた。インターネットやモバイルコンピューティングなどが良い例だ。しかしロボットに関して、同社はぼんやりと眺めるつもりはないようだ。

Microsoft はロボット分野において他社に追従するのではなく、牽引することを決意した。

同社は20日、モバイルロボット工学およびインテリジェントシステムのイベント『RoboBusiness Conference and Exposition 2006』(6月20-21日) の席上で、『Microsoft Robotics Studio』(MRS) のコミュニティ向け技術評価版『MRS June 2006 CTP』公開を発表した。同社は MRS について、商用目的や学術目的のロボット工学アプリケーション開発プラットフォームと謳っている。

Microsoft の発表によれば、プラットフォーム間の非互換性によって発生したロボット工学産業の分断状況を解決するため、MRS は共通の開発プラットフォームを提供するという。

Microsoft のロボット工学グループ担当ゼネラルマネージャ Tandy Trower 氏は取材に対し、コンピュータ利用の持つ役割が人々の生活の中で、受動的なものから、より能動的なものへと変化するに伴い、ロボット工学はコンピュータ利用において、必然的に起きる変化だと述べた。

Trower 氏によると、Microsoft にロボット開発分野を囲い込もうという意図はなく、優れたアイデアを束ねる役割を果たそうとしているに過ぎないという。

「MRS の提供は、当社が特定の開発アプローチを無理に押し付けようとするものではない。開発者が持つ最高のものを、互いにコミュニティに持ち寄れるようにするものだ」

また RoboBusiness 2006 では、カーネギーメロン大学のロボット工学開発リソースセンター Center for Robotics Innovation についても発表があった。Microsoft は資金面などで同センターを支援するという。同センターでは、ロボット愛好家や学者、企業などが、ロボット工学のアイデア/技術/ソフトウェアを共有するための Web サイト (年内に活動開始予定) を運営する。

同センターのディレクタ Illah Norubakhsh 氏は取材に対し、共通基盤をもたらそうという Microsoft の取り組みについて、ロボット産業の進歩を後押しすると述べた。

Trower 氏によると、Microsoft は今年後半に MRS を出荷する予定だが、同ソリューションから特段の売上を得ることは期待しておらず、そればかりか市場規模すら意識していないという。

「興味深い開発アイデアがいくつかあるが、実際の市場可能性が生まれるのは、3年から5年後の話だ」と Trower 氏は語る。

Microsoft は RoboBusiness 2006 において、ロボットキットを手がける fischertechnik および LEGO Group のほか、MobileRobotsParallaxPhidgets といったロボットシステム設計および部品メーカーなど、異なる分野の多数の企業による MRS のデモンストレーションを披露した。

発表によれば、さらに多数の企業や組織がロボット工学アプリケーションの開発に、MRS を利用することについて関心を示したという。

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