Webビジネス 2006年6月23日 15:00

『Aperi』プロジェクトの危機? Sun が脱退

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2006年6月23日 15:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

ストレージ管理の簡便化を目指す団体が乱立気味となり、ストレージ管理仕様の問題は管理そのものと同じほど、複雑になってしまった。

Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は21日、IBM (NYSE:IBM) が主導するオープンソース コミュニティ『Aperi』を脱退し、業界団体 Storage Networking Industry Association (SNIA) が策定した仕様『Storage Management Initiative Specification』(SMI-S) に注力すると発表した。これにより、業界内の分裂がまた少し鮮明になった。

EMC も、Sun と同様に SMI-S の支持を表明している。EMC は、IBM が Aperi についてマスコミ発表を行なう前に全く情報をくれなかったと不満を持ち、Aperi に加盟していなかった。Hewlett-Packard (HP) も、2005年に買収した AppIQ の製品が SMI-S などの標準仕様に基づいていることから SMI-S を支持しており、SymantecHitachi Data Systems も Aperi とは距離を置いている。各社のシェア合計は、企業向けストレージ管理ソフトウェア市場の過半数を占めるという。

5社が目指すのは、Web サービスフレームワーク用の新しい仕様とプログラミングインターフェースを入れて、SMI-S に高度なストレージ管理機能を加えることだ。そして、SMI-S の初リファレンス実装を計画するとともに、独立系のハードウェア会社、ソフトウェア会社、サービスプロバイダ、システムインテグレータ、IT 企業などに対し、「価値の高いストレージ管理サービスをより迅速かつコスト効率よく開発するための、共通仕様に準拠したプラガブルなプラットフォーム」を提供したいという。

IT 関連の分析/コンサルティング会社 StorageIO の創立者で上級アナリストを務める Greg Schulz 氏は、「ステータス情報もなく、何の進展も目に見えず、さらに Sun が離れ、EMC や HP の参加も得られていない」ことから、Sun の発表が同プロジェクトの終焉の始まりになりかねないと語った。

しかしながら、IBM が白旗を揚げる気配はない。Aperi に関して発表すべき進捗状況や予定はないかとの質問に対し、同社の広報担当者は次のように述べている。「今のところはないが、注目していてほしい」

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