IP 技術によって、急速な伸びを見せる米国の企業向け通信設備市場米国の通信設備市場では、電話や FAX などのテレフォニシステムとコンピュータシステムの統合技術 (CTI) が主要因となって、企業によるハードウェア支出が回復してきている。
通信業界団体の米国電気通信工業会 (TIA) が6月29日に発表した調査結果によると、米国の企業向け通信設備売上は、2000年から2009年までの10年間において、前半の数年間に冷え込みが続いた後、2004年と2005年に急増していたことが明らかになった。 企業向け通信設備売上規模は、2004年が前年比6.6%増の920億ドル、そして2005年に前年比6.9%増の983億ドルに達した。さらに2006年には前年比約6%増の1045億ドルに上るとの予測だ。これに対して、2000年から2003年までの売上増加率は、合わせてわずか5%ほどに止まっていた。 TIA の代表を務める Matthew Flanigan 氏は取材に対し、2005年の企業向け通信設備市場で CTI 分野がもっとも大きな伸び率を示しており、前年比で10.5%増え57億ドルになったと述べている。 同市場で次に伸び率が大きかった分野はビデオ会議設備で、前年比10%増の8億2500万ドルだった。 Flanigan 氏によると、企業各社は競合相手に対する優位性を維持するために、VoIP やビデオ会議システムのようなソリューションを選択しているという。 「IP 技術はかなり浸透してきており、古い技術にはない優位性をもたらすことから、他に比べて非常に効果的に企業をひきつけている。企業はそれぞれの領域で優位性を保つため、この技術を求めている」と Flanigan 氏は述べた。 また同氏は、従来型の構内交換機 (PBX) が使われなくなるにつれ、そのほとんどが IP-PBX へ置き換わりつつあると指摘する。 なお今後の米国における企業向け通信設備市場だが、TIA は2009年まで年平均5.5%の割合で成長し、売上規模1217億ドルに達するとの予測を示した。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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