Webビジネス2006年7月4日 18:10
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日本初の摘発、動画コンテンツのストリーミング配信による著作権侵害

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060704/5.html
著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
福岡県警生活経済課と小郡署は4日、権利者に無断で複製した映画などの映像コンテンツを、自らが運営するホームページを通じてインターネットユーザーに閲覧させていたとして、岐阜県各務原市の自営業男性(41歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。

映像コンテンツのストリーミング配信による著作権侵害行為が摘発されたのは、国内で今回が初めてだという。

この男性は、自らが運営するホームページ「Stream Station」を通じて集めた会員に対し、「機動戦士ガンダムI」や「半落ち」など5作品を自動的に送信できる状態にしていたことから、株式会社サンライズや東映株式会社らの著作権を侵害した疑いが持たれている。

Streaming Station にはこの他にも合計759作品が公開されており、これらの作品は月額980円の会費ですべて視聴することができるようになっていた。会員は多いときで約70名、逮捕時には約40名だったという。男性はこのサイトから約40万円の利益を得ていたそうだ。

映像はすべてレンタル DVD をコピーしたもの。男性の営業事務所に設置するサーバーに複製されていた。5月31日に行われた家宅捜索ではPC 3台、DVD ソフト、サイトの宣伝チラシなどが押収された。

コンピューターソフトウェア著作権協会(ACCS)と日本動画協会(AJA)は、2005年12月頃から調査を進めていた。2006年2月6日にAJA は男性に書面での警告を行い、13日には男性から謝罪とサイトを消去した旨の FAX が返信されてきたという。しかし、これは新会員募集ページを削除したのみで、会員向けの公開は継続していた。

ACCS 専務理事の久保田裕氏は今回の件について、「YouTube のようにユーザーが映像を上げる例はよく見られるが、自らサーバーを立ち上げるのは初めてのケース」と述べる。AJA の青野史郎氏も「最初に起きたことを重く見て、対応をとった」としている。

会見の席で話題に上がった動画サイト「YouTube」については、「著作権的には違法なものも見られる。米国でも各放送局が削除要請しているが、ユーザーのアップロードに追いつかないようだ。(YouTube のように)自分で作った映像を上げるサイトが今後たくさん出てくるだろうが、その中に著作権的に違法なものがあれば取り締まっていく方針。確信犯に対しては戦っていかざるを得ないだろう」と久保田氏。

青野氏は「削除要請だけではイタチゴッコ。まずはサイトに載せないことや、何が著作権侵害かということについて啓蒙を進めていく必要がある。業者も含めて共同で取り組んでいくべき問題である」とした。


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