Webビジネス 2006年7月11日 12:40

拡大続く VPN 市場と管理型セキュリティ市場

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2006年7月11日 12:40 付の記事
■海外internet.com発の記事

VPN サービス市場規模は大きくなっており、その傾向は今後も変わらないようだ。IT 調査会社 Infonetics Research の最新レポートによると、2005年における VPN サービス市場の売上規模は、前年比14%増の230億ドルだったという。

同社の予測によると、VPN サービス市場の成長が今後も続き、2009年には290億ドルに達するという。

Infonetics の VPN およびセキュリティ担当主席アナリスト Jeff Wilson 氏は取材に対し、2006年における VPN サービス市場の成長率は現時点で11%だと語った。

2005年の同市場用途別シェアは、拠点間 VPN が77%、遠隔アクセス VPN が23%だった。Wilson 氏はこの比率について、今後もほとんど変わらないだろうと指摘した。

「当社は2009年に、拠点間 VPN が72%まで減少し、遠隔アクセス VPN が28%に増加すると見ている」

また 暗号化方式別の勢力動向も注目点の1つだ。手法としては、暗号化に SSL を用いる『SSL-VPN』と、より下位層で暗号化を行なう『IPsec-VPN』がある。

SSL-VPN は、簡単に運用できる点が特徴だ。一般に Web ブラウザなどが SSL を実装しているため、遠隔アクセス用途において、特別なソフトウェアをインストールすることなく、企業ネットワークにアクセスできる。

一方、遠隔アクセスで IPsec-VPN を用いる場合、クライアント側に特別なソフトウェアをインストールする必要がある。

Infonetics が5月に発表したレポートでは、IPsec-VPN がいまだ優勢だが、今後数年間で SSL-VPN にシェアを奪われるとしていた。

今回発表した調査レポートは、VPN のほかに管理型セキュリティサービス市場の動向にも言及している。Infonetics によると、MPLS (Multi Protocol Label Switching) の世界的な配備規模拡大や、VPN およびセキュリティソリューション配備の複雑性により、VPN 市場と管理型セキュリティ市場のどちらも、増々利益性の高い市場になっているという。同社は管理型セキュリティサービス市場規模について、2005年の約50億ドルから2009年には80億ドルに達するとの予測を示した。

Infonetics は、IPsec の売上が2009年まで毎年減少する一方、SSL や MPLS、および MPLS/IPsec の売上は増加すると予測している。

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