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グローバル企業のための SEO - (1)狙った国・言語の検索エンジンに登録する目的の Web サイトへのアクセス手段として検索エンジンが主流になった今日、以前ほどドメイン名の覚えやすさや入力のしやすさに対する重要性は低下したとはいえ、ブランディングなど様々な観点から名称決定は慎重に行われなければならない。幸いにも10年前と比較すれば gTLD あるいは ccTLD などドメイン取得に際して多くの選択肢が存在し、例えば .tv(ツバル国)、.my(マレーシア)、 .to(トンガ)など比較的マイナーな国のドメインであれば希望する文字列のドメインを取得することも容易だ。
しかし冒頭で触れた「検索エンジン」を考慮した時、取得するドメインは時として SEO に問題を引き起こすことがある。 過去の事例を紹介しよう。フィンランドで会社経営を営む日本人がネットであるサービスの提供をするために Web サイトを開設した。その際に用いたドメインは .fi (フィンランド)だったが、ビジネスターゲットは日本人(日本)なので日本語の Web サイトだ。ところが、どれだけ待っても一向に Google 日本(www.google.co.jp)に登録されず、Web サイト名称で検索しても見つからない事態が発生した。しかし、google.com(グローバル)では検索可能なためインデックス自体は問題がないはずである。 これは、Web サイト(ページ)がターゲットの国・言語に最適化されているかどうかという、「地域の関連性」(Regional Relevancy)の問題だ。検索エンジンは Web ページが何の言語で記述され、どこの国・地域に属するものかをリンク構造やそのページ自体の記述言語、あるいはドメイン名によって判断する。これは例えば Google が各国別(米国、日本、英国、シンガポール、etc…)に提供するために各国ユーザーにとって最適な検索結果が表示されるようにするための配慮だ。先の例では、確かに Web サイト自体は日本語で記述されており、その点において言語レベルでは「日本」に最適化されていたが、国レベルでは「日本」ではなく「フィンランド」に最適化されていたために google.com では検索可能でも google.co.jp では検索できなかったのである。 地域・言語の最適化は、特に世界各国でビジネスを展開するグローバル企業にとっては重要になる。各国別にローカライズした Web サイトを構築し、かつ各々に SEO を実施していくのであればターゲットユーザ毎に適切な Web が検索できるように地域・言語を最適化して検索エンジンに登録させておくことが大事になってくる。そうした意味において、原則として Web サイトの対象国・言語にあわせたドメインを取得し、かつその国・言語圏からの外部リンクを集めるなどの対策も要求されるだろう。 (アイレップ SEM 総合研究所 所長 渡辺隆広) 記事提供:アイレップ
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