Webビジネス 2006年7月19日 10:30

Red Hat が通信事業者向け『Linux』イニシアティブを推進

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2006年7月19日 10:30 付の記事
■海外internet.com発の記事

Linux 大手の Red Hat (NASDAQ:RHAT) が、『Linux』ソリューションを通信業界に浸透させるべく、一連の新しいパートナー戦略を用意して積極的な動きを見せている。

まずその1つが IBM (NYSE:IBM) および Hewlett-Packard (HP) との提携だ。Red Hat は両社との提携により、キャリアグレードの配備に向けたハードウェアとソフトウェアの組合せを開発したい考えだ。

そしてもう1つが『Telecommunications Partner Program』だ。Red Hat は同プログラムで、同社のソフトウェアを用いたキャリアグレードのソリューションおよびプラットフォームについて、通信業界での認知度向上と採用促進を目指す。

Red Hat は同プログラムを通して、OEM メーカーや通信業界の独立系ソフトウェアベンダー (ISV)、ネットワーク機器業者、および通信事業者との関係を広げられるものと期待を寄せている。

HP (NYSE:HPQ) にとって、キャリアグレードの Linux 環境構築は未知の領域ではない。同社は現在、『Debian GNU/Linux』をベースにした『Carrier Grade Linux (CGL)』の取り組みを後押ししている。

CGL は Open Source Development Labs (OSDL) が策定する、通信事業者向け Linux の仕様だ。OSDL は今年始め、CGL の最新版をリリースした。

しかし、CGL が必ずしもキャリアグレードの Linux ディストリビューションを設計する上で重要な要素というわけではない。

「キャリアグレードを『証明』するものなど何もない」と話すのは、Red Hat で製品管理とマーケティングのシニアディレクタを務める Scott Crenshaw 氏だ。同氏は取材に応えて次のように語った。

「OSDL の Carrier Grade Linux 作業部会は、一連の推奨要件を策定してきた。しかし、その要件準拠を保証するプロセスがない。ベンダーは CGL 準拠を謳うことができる。だがそれはベンダー側で単に機能をなぞったに過ぎず、なんの証明も監査もない」

Crenshaw 氏によると、通信業界の顧客にとって重要なのは、信頼できるベンダーから自分たちが必要とする性能を手に入れることだという。



トップページ | 画面トップ

Copyright 2008 Jupitermedia Corporation All Rights Reserved. http://www.internet.com/