TouchLight は、Microsoft Research が知的所有権 (IP) ライセンスプログラム『IP Ventures』を通じて提供する、20種の技術の1つだ。カメラを使って人間のしぐさを捕捉し、画像の拡大/縮小や回転などを、マウスを使わずに指示できる。
Microsoft は2005年5月、新興企業や急成長中の企業に同社の IP をライセンス提供するため、IP Ventures プログラムを立ち上げた。Microsoft によると、EON 以外にも複数の企業に同社技術をライセンス提供してきたという。
Microsoft が、Xerox の子会社 Palo Alto Research Center (PARC) の犯した過去の過ちから学び、IP Ventures プログラムを立ち上げたのは明らかだ。つまり同プログラムの背景にあるのは、せっかく開発した素晴らしいアイデアを、抜け目のない新興会社が拝借するに任せてしまわぬように、という考えだ。これは奇しくも、かつての Microsoft と Apple Computer が PARC の GUI に関して行なったことに他ならない。Microsoft は IP Ventures を通じ、同社が開発した IP を企業に対してきちんとライセンス供与して、市場に投入するという流れを徹底している。