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Webビジネス2006年7月26日 09:00

聴いて、共有して、発見する音楽コミュニティ「Last.fm」、エキサイトが日本版を提供

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エキサイト株式会社は25日、英国発の音楽コミュニティサイト「Last.fm」の日本語版を提供開始した。エキサイトと英国 Last.fm は5月より、日本での事業展開において業務提携を行っている。

Last.fm は、「PC で音楽を聴く」「サイト上で共有する」「新たな音楽を発見する」というサイクルを Web 上でつなげることで、ユーザーに未知の音楽を効率よく薦める“ソーシャル音楽ネットワークサービス”。

具体的には、iTunes や Windows Media Player などのメディアプレイヤーに専用のプラグインをインストールすることにより楽曲の履歴データを蓄積、そのデータを元にユーザーの音楽ランキングやお薦め楽曲、楽曲試聴・配信などの情報提供を行う。

ユーザーページ

2003年より提供されている英国版の登録ユーザーは200万人。全ユーザーのトラック再生数は1日あたり1,000万にものぼる(2006年6月現在)。すでに英国版のアカウントを保有するユーザーはそのまま日本語版を利用できる。

ユーザーはまず自分の PC に専用アプリケーションをインストールし、iTunes やWindows Media Player などのメディアプレイヤーで楽曲を聴く。これにより自動的に楽曲の再生記録が「ミュージック・プロフィール」として生成される(これを“Scrobble”と呼ぶ)。各楽曲の半分以上を再生しなければその曲を“聴いた”とはみなされず、Scrobble されない。

専用ソフトウェア

専用アプリケーションでは曲名・アーティスト名などを「タグ」で整理したり、友人にお薦めメッセージを送ることもできる。

Last.fm のサイト上では Scrobble されたデータから各ユーザーの嗜好が判断され、自分がよく聞くアーティストを好きなユーザーや、初めて知ったアーティストの人気アルバムといった情報が表示される。また、ユーザーの Blog に Last.fm のミュージック・プロフィールを貼り付けたり、コミュニティを通じて音楽に関する情報を共有することもできる。

音楽の発見という点では、ユーザーのミュージック・プロフィールと Last.fm 全体のプロフィールを比較することにより、毎週自動的にアーティストが薦められる。このデータベースには海外のデータも含まれている。他のユーザーに対して、特定のアーティストをピンポイントで薦めることも可能だ。楽曲はアフィリエイトリンクからそのまま購入できるが、今後はエキサイトミュージックとの楽曲販売とも連動するという。

気になる楽曲をサイト上で試聴できるサービス「ラジオステーション」は、秋頃に開始される見込みだ。ただ、現時点で「ストリーミングで提供される楽曲数はまったく予測できない」と同社エンタテイメント事業部 音楽サービス部 部長の郡司氏。

すでにエキサイトが提供中のコンテンツとも連動。第一弾は、インターネット上の名刺サービス「エキサイトネームカード」で、プロフィール上に最近再生した楽曲リストや、閲覧したユーザーとの音楽趣味の相性度などを知ることができる。

Last.fm は基本的には無料サービスとして提供されるが、月額350円の有料サービスに申し込めば、広告の非表示、Blog 貼り付け用のテンプレート作成、自分のページにアクセスした人がわかる「足跡」といった機能が利用できる。

今後は楽曲再生のプラットフォームとして PC 以外の再生機器、例えばポータブルプレイヤーや携帯電話のサポートも予定している。現在でも iPod に対応するソフトはサイト上からダウンロードできるが、これはサードパーティ製のもの。またプラグインが対応するメディアプレイヤーについても、「ソニックステージ」や「リスモ」などを追加したい考えだ。

エキサイトが Last.fm を日本展開する背景には、エキサイトミュージックにおける楽曲のサブスクリプション販売という狙いもある。サービスモデル自体は現時点では検討段階としながらも、郡司氏は「定額制サービスを始める前に、ユーザーに音楽を見つける手段を提供する必要がある。Last.fm 単体での利益よりもサブスクライブを使うユーザーを支援したい」と語った。

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