管理ソリューションに増々力を入れる Novell企業向けソフトウェア会社 Novell (NASDAQ:NOVL) は、IT セキュリティ管理者の作業負担を軽減しようとしている。
同社は9日、セキュリティに関する情報/イベント管理ソフトウェア『Sentinel from Novell』について、初の大幅なアップデートを発表した。Sentinel from Novell は、同社が4月に買収したネットワーク セキュリティ会社 e-Security の製品『Sentinel』に大幅に手を入れた製品だ。発表によれば、『SUSE Linux Enterprise Server』や ID 管理ソリューションなど、Novell のプラットフォームに完全統合したという。 Sentinel from Novell は、ファイヤーウォール/ルーター/侵入検知システム/メインフレーム/ネットワーク機器/脆弱性スキャンツール/ウイルス対策ツール/構成管理ツールなどにおける、情報やイベントをスキャンする。 同ソフトウェアは、これらのシステムや機器からログを抽出して、相互関係を一覧表示する。そのため、個々のログを確認する管理作業の手間が省ける。 また Sentinel from Novell は、ドイツ語/フランス語/スペイン語/イタリア語/ポルトガル語に対応したため、ヨーロッパをはじめ世界各国に新たな市場を得ることになる。 Novell にとって ID 管理ソフトウェアは重要な役割を担う存在といえる。同社は昨年11月、SUSE Linux および ID 管理製品に注力するとの新方針を示し、現在企業としての競争力を立て直している最中だ。 同社は昨年、Astaro との提携によりネットワーク セキュリティ製品『Novell Security Manager』をリリースするとともに、Linux 関連のアプリケーション セキュリティ製品を手がける Immunix を買収し、獲得技術を基に『AppArmor』もリリースしている。 両ソフトウェアとも、Linux の ID 管理に的を絞った製品だ。 さらに Novell は、インターネットの様々な Web サイトやサービスが用いる各種 ID 管理手法を統合するため、オープンソース プロジェクト『Bandit』も手がけている。 ID 管理に戦略的な重点を置く同社の取り組みは、すでに成果を見せ始めているのかも知れない。 Novell が5月に発表した2-4月期の決算では、システム/セキュリティ/ID 管理分野の売上が前年同期比で16%増え、そのうち ID/アクセス管理分野の売上は、前年同期比37%増を記録した。 関連記事 最新トップニュース
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