東芝、フラッシュメモリ問題で Micron と和解東芝と Micron Technology (NYSE:MU) は15日、東芝と Lexar Media 間で起きていたすべての係争について、和解することで合意に至ったと発表した。Micron は6月に Lexar 買収手続きを終えている。
Micron は東芝に対し、元々 Lexar が有していた NAND 型フラッシュメモリ技術の一部を譲渡し、関連特許のライセンス供与も行なう。一方東芝は、その対価として2億8800万ドルを支払う。 NAND 型フラッシュメモリは、今や USB フラッシュメモリドライブ、デジタルカメラ、携帯メディアプレーヤーなど、大量のデータを格納する機器において一般化しており、消費者がさらなるモバイル技術製品を求める中、急速に増えているメモリデバイスだ。 そのため半導体分野において、NAND 型フラッシュメモリ技術は最も注目度の高い技術の1つであり、トップの東芝と2番手の Samsung Electronics が熾烈な競争を繰り広げている。 市場調査会社 Gartner によると、NAND 型フラッシュメモリの2005年の売上規模は107億ドルで、2006年には147億ドルに達する見通しという。 今回、東芝と Micron の合意により、根深く長期にわたった東芝対 Lexar の特許侵害訴訟は和解に至る。両社間の争点には、数年前に遡る信認義務違反や企業秘密の盗用などがあった。 両社の争いは2002年からたぎっていたが、昨年の裁判で東芝が企業秘密を盗み、特許を侵害したとして、Lexar に4億6540万ドルを支払うよう評決が出たことにより、この問題は一気にヒートアップした。 今年3月、Micron が Lexar と買収合意を結んだ際、アナリストらは、東芝との訴訟の重荷を引き継いで和解に持ち込むことが Micron にできるか否か、おおっぴらに疑問視する声を上げた。 今回の和解条件について、Gartner のアナリスト Joseph Unsworth 氏は、その金額に驚いたと述べる一方で、競争が激しい NAND 型フラッシュメモリ市場では、今後も訴訟が持ち上がる可能性があると指摘している。 同氏は次のように述べた。「東芝は、金銭的にかなり安く困難を切り抜けたように見える。しかし NAND 型フラッシュメモリ業界において、これが特許訴訟合戦の終焉を意味しないのは確実だ」 関連記事 最新トップニュース
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