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2006年10月2日 09:00

YST のリンク効果についての検証

前回は、SEO の基本を忘れてはいけないことをお伝えした。

その上で、そうはいっても少し、時には大きく、表示結果が各検索エンジンによって違うことがある。 ユーザーに支持されるサイトの基本的な考え方は、各検索エンジンともにほぼ同じなのだが、その重みの置き方やスパム対策に多少ズレがあるためだ。

そんな中、ここ数か月間、Yahoo!の検索結果の表示順位が不安定であるという声が多い。 実際、あるキーワードで検索すると3位に表示されていたページが、特になんの変更も行っていないのに2週間ほど100位以下になり、翌週また3位に戻るといった現状がよく観察された。

SEO 対策といえば Google での対策がすべての基本になるが、日本では Yahoo!の検索エンジン利用のシェアが64.5%(2005年ネットレイティングス社調べ)あり、Yahoo!対策は無視できるものではない。

Yahoo!の検索結果は、YST(Yahoo!Search Technology)とよばれる検索技術から結果を表示している。 YST の特徴はいくつもあるが、今回は YST におけるリンクの効果について述べる。

YST は、Google に比べ被リンクの数に重きをおいていない。しかし優良なリンク(大手ポータルサイト等)からの被リンクには非常に大きな比重を置いている。もちろんその中の最優良ポータルは Yahoo!と位置付けている。(さすが!)なので何はともあれ Yahoo!のディレクトリ登録は必須といえる。カテゴリする 場所もしっかり考えて申請すべきである。

リンクにはもらうリンク(被リンク)と渡すリンクがある。では、もらうリンクと渡すリンクは、どのように評価されているのか? ファンサイド AG SEO 研究チームの実験結果があるので一部ご紹介しよう。

実験方法は、以下の通り。あるターゲットキーワードを決めて、ほぼ同じ内容のサイトを構築した。仮にサイト A、サイト B、サイト C、サイト D とする。

サイト A は、関連性の高いサイトのみにリンクを張った。

サイト B は、関連性の高いサイトにも関連性の低い大手サイトにもリンクを張った。(※リンクの数はサイト A と同数とした)

サイト C は、サイト A からリンクをもらった。

サイト D は、サイト B からリンクをもらった。

サイト A、B、C、D はあるキーワードにおいてリンク以外の要素を限りなく排除し、リンク A 、B のリンク先も関連性以外の要素を限りなく排除して選択した。

様々な結果がでたのだが、ひとつ注目したい結果がある。 サイト C とサイト D を比較した場合、サイト C の方がよい結果になったということだ。

キーワードと関連が高いところのみにリンクを張ったサイトと、関連性が薄いところにもリンクを張ったサイトのどちらからリンクをもらった方が評価されるかの実験なのだが、結果は、関連性が強いところのみにリンクを張ったサイトからリンクをもらったほうがよいということになった。

その他の結果からも総合的に判断していえることは、YST は渡すリンクももらうリンクも評価対象に見ている。 リンクをもらう先のサイトの渡すリンク、つまり被リンクサイトのアウトバウンドリンクも見ていることがはっきりとした。

これはどういうことを意味するのかというと、 関係性の薄いサイトが、相互リンクを張り合うスパムリンクからリンクをもらうと、関連性の低いサイトからのリンクになり、結果としてリンク効果を下げてしまうという結果である。

作為的な相互リンク型のスパムリンクを受けることは、YST の結果には悪影響がある。 データベースのインデックスが不安定な YST だが、スパム対策は進んでいるようだ。

*この結果は独自の実験であって、推測の域をでないことを付け加えておきます。(ファンサイド AG 代表取締役 植山章博)

記事提供:ファンサイド AG

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