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2006年10月20日 09:00 |
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ETF ブーム間近?
著者: Brian Livingston オリジナル版を読む プリンター用 記事を転送
▼2006年10月20日 09:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
前回取り上げたように、現在 ETF は世界中の市場でもっとも成長の速い投資商品である。
ETF とは上場投資信託のことで、投資信託と同じ性質を共有するところもあり、株価指数や金などの商品指数と連動している。しかし、市場が終了した後、つまり一日に一度価格が決定してから売買される投資信託と違い、ETF は取引時間内のいずれの時間でも売買可能で、空売り(ショート)やオプション取引もできる。
このような特徴から、 ETF はヘッジファンドやその他大金を賭ける人が立て続けに取引を行うのに向いている。今まであまり ETF について耳にしたことがなくても、もうじきたくさん話題になることだろう。
技術が ETF を動かす
S&P 500 と連動した ETF など、何年か前から存在する ETF もある。しかし、現在の高速で強力なコンピュータのおかげで、投資会社は、実質的にはどんな商品にも連動した新しい ETF を簡単に作れるようになった。
1978年から1989年までカリフォルニアの Baraban Securities の CEO を務めていた Harvey Baraban 氏は、 ETF が成長しているのは、ヘッジファンドや他の大型のトレーダーが数百や数千単位の株式を同時に取引できるためだという。
Baraban 氏は 「マウスを1クリックするだけで、瞬時にあるセクター全体を買い占めることができる。このように、技術によって金融界において非常に的を絞った新しい商品が提供できるようになった。ほとんど何にでも指数を作ることができる」という。
例えば、投資会社が投資家はオイル輸送会社に興味を持つだろうと思ったら、オイル輸送指数を作り、該当する ETF の販売を始める。資金が ETF に流れ込んだり流れ出たりしたら、すぐにコンピュータがファンドと指数が等しくなるのに必要な数の株を売買する。
最大の ETF、 Barclays Global
ETF でもっとも有名なのは Barclays Global Investors だといわれる。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、シンガポール、そして香港に拠点を置く Barclays は、アメリカ市場で55%のシェアを占有し、米国だけで114の ETF を登録しているという。
新しくできた ETF が資金を集めるスピードには目を見張るものがある。これまで一度に購入できなかった株価の指数や主要株価に連動した ETF ができると、特にその傾向は強まる。
Barclays のグローバル広報担当マネージングディレクタ Tom Taggart 氏は、「わが社の Silver Trust は、3週間で10億ドルもの資金が流入した ETF だ」と語る。この ETF
はロンドン金市場の銀の価格に連動している。多くの投資家にとって、銀そのものを買ったり、株式公開している炭鉱会社の株を購入して銀の投資のまねごとをしたりするより、ETF を購入することの方が好ましい。
Taggart 氏は「GSCI(ゴールドマンサックス商品指数)の ETF を立ち上げたばかりだ」と語る。この指数は、つい最近まで一度の投資で連動させるのは不可能に近かった。
Barclays の ETF は、エネルギー、農業、産業用金属などの分野から異なる24の先物取引で構成されている。同社のコンピュータが1分ごとにこれらの価格を計算するため、投資家はひとつの数字を追うだけですむ。
市場の開いている間中取引が行われる ETF には、即時性以外に投資信託に優る利点がある、と Taggart 氏は説明する。「小額資本の会社の指数として有名な Russell 2000
では、価格変動が少ない。投資信託では乱高下がありえる」。言い換えると、市場指数は1年を通してみれば、若干の変動があるだけだが、投資信託のマネージャはいつでも心変わりする可能性がある。
State Street Global Advisors の報告によると、 ETF の所有資産は米国で3,580億米ドル、ヨーロッパで760億米ドルにのぼる。この数字は、より多くのファンドが作られるようになり、投資家が ETF についてもっと知るようになれば、確実に増えるだろう。
これらのファンドは、オプションやレバレッジで取引可能なため、新生の投資運用を注意深く見守り、規制しないと、財政崩壊の可能性がある。株価の暴落の危機が差し迫っているわけではないが、通常市場が大きくなりすぎているかどうかは、投資家が傷を負うまでわからないことが多い。
詳細については、Barclays が Web サイト iShares で ETF のデータシートを公開している。
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