インフラソフトウェア大手の BEA Systems (NASDAQ:BEAS) が、急成長する仮想化ソフトウェア市場を狙い、同社のアプリケーションサーバー『BEA WebLogic Server』の仮想化版を発表しようとしていることが、取材により明らかになった。
入手した BEA Systems のメモによれば、同社は12月に北京で開催予定のイベント『BEAWorld』において、Java アプリケーションの仮想化に関する戦略とロードマップを発表する予定だが、その一環として、WebLogic Server をハイパーバイザ ソフトウェア上で稼動可能にする計画を明らかにするという。
複数のアプリケーションや OS を少ない物理マシンで運用できる仮想化ソフトウェアは、今後数年で爆発的に広まると見られている。すでに成長は加速しているが、その理由はきわめて基本的なものだ。
1つの OS のものであれ、あるいは『Windows』『Solaris』『Linux』とそれぞれ異なる OS のものであれ、複数のソフトウェア環境を単一のマシンで運用すれば、ハードウェアコストを抑え、データセンターのスペースや電力消費を節約できる。
こうした動きの中心にあるのが、単一のプロセッサを分割して複数の OS を実行するハイパーバイザだ。
BEA Systems の仮想化戦略の一端を担う『WebLogic Server Virtual Edition (WLS-VE) 1.0』は、同社によれば、「標準的な OS を用いずに、Java アプリケーションが直接ハイパーバイザ上で稼動」できるよう支援するアプリケーションサーバーだという。
「仮想化スタックに OS を必要とする Oracle や IBM とは異なり、BEA Systems はその方程式から OS を外すつもりだ」と BEA は声明の中で述べている。「ソフトウェアを Java シェルの上に乗せるだけ」にすることで、性能向上とコスト節減を実現できるという。