Microsoft の『Office Open XML』が Ecma 標準にヨーロッパの国際標準化機関 Ecma International は7日、Microsoft (NASDAQ:MSFT) が開発したビジネス文書仕様『Office Open XML』(OOXML) を Ecma 標準『Ecma-376』として承認した。Ecma は、同標準を ISO 国際標準の認定手続きに提出する。
Ecma から標準承認を得たことは、Microsoft にとって画期的な出来事だ。さらに、ISO 国際標準の認定を得れば、同社のソフトウェアは標準に基づいていないという評価を払拭できる。 標準準拠か否かは、政府との取引においてとりわけ重要になる。というのも、政府は各機関において、標準に準拠しないソフトウェアの調達を認めないからだ。 ISO 国際標準の認定を得れば、Microsoft は自社以外のプラットフォームに基づいたアプリケーションとの相互運用性について、影響力を増すことにもなる。 OOXML が Ecma 標準認定を受けるや否や、Microsoft 支持派と反対派の双方から意見が噴出した。 Microsoft 反対派の1つが、OOXML と競合するビジネス文書形式『Open Document Format』(ODF) を開発した団体 Open Document Foundation だ。ODF はすでに、ISO 国際標準の認定を得ている。 Open Document Foundation の商務担当ディレクタ Sam Hiser 氏は、OOXML について「明らかに冗長」だと語った。 同氏は取材に対し、Microsoft が文書形式の支配権を維持しようとしていると主張した。「彼らは、XML 標準を文書形式に採用して譲歩と見せかけるため、非常に巧妙な戦略を講じている。しかし XML 標準は、プロプライエタリ陣から強硬な妨害を受けているものの1つだ」 一方、IT 業界団体 Initiative for Software Choice (ISC) のエグゼクティブ ディレクタ Melanie Wyne 氏は、Microsoft を擁護する。 「今回 OOXML がオープン スタンダードとして承認を受けたことは、消費者にとって市場における選択肢が増えることを意味する。Ecma の標準承認は、官民における文書操作、相互運用性、文書保管を向上させるものだ」と Wyne 氏は声明の中で述べている。 関連記事 最新トップニュース
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