しかし、一般的な EC サイトのオーナーや企業の Web 担当者には、まだこの発想が浸透していないのではないかと感じる。なぜなら、アクセス解析の重点を、“目に見える成果”に置きがちだからだ。すなわち購入数、来訪者あたりの購入率、顧客獲得単価が重視される傾向がある。来訪者の滞在時間を指標にサイト改善を行う必要性は、まだ認められてはいないような気がする。
依然として EC サイトのなかには、商品名や値段など、売るための基礎情報しか掲載していないサイトも多い。それだけでは来訪者が長居できる環境にはないし、不親切なサイトだ、という印象をも与えかねない。魅力的で長居したくなるようなサイトを目指すのであれば、商品選びの手助けや、アフターフォロー、また商品の豆知識などを提供すると良いかもしれない。実のところ、そうすることが SEO にも効果があることが多いからだ。