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ビジネス2006年12月19日 10:00
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2006年の Google アドワーズ広告を振り返る

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20061219/8.html
著者:株式会社アイレップ
国内internet.com発の記事
今年も12月半ばを過ぎ、そろそろ1年が終わろうとしている。2006年は、広告マーケットや、マーケティング手法の可能性において、未だ成長・発展の途上にあるリスティング広告にとっては、本当に激動の1年であった。ドッグイヤーというキーワードも近頃はめっきり聞かないが、リスティング広告に携わる者として、その変化のインパクトの大きさ、スピードの速さは、実に驚くべきものがあった。

その激動の中心の一つが Google アドワーズ広告であったことは、間違いないだろう。今回は、2006年のアドワーズ広告において重要と考えられるニュースをまとめてリストさせていただいた。運用などを今一度振り返る機会にしていただければ幸いだ。なお、日本向けにリリース、ローンチされたものに限らせていただく。

■プロダクト関連
・Google モバイル広告の正式ローンチ
PC のリスティング広告と同様に、携帯の Google にてユーザーの検索キーワードと連動した広告を表示できるようになった。特に KDDI との提携により、PC と異なるユーザ層の新たな取り込み、及び既存ユーザーへのリーチを大幅に広げる事が可能となった。リスティング広告においては今年最大のニュースであり、モバイルリスティング広告が一つの節目を越えた、象徴的なニュースであったと言っても過言ではないだろう。

・Google 動画広告
Google のコンテンツネットワークを通じて配信される、動画広告(Click-to-Play 動画広告)がリリースされた。動画というリッチで魅力的なコンテンツにより、訴求やマーケティングの幅を広げる事ができる。TVCF との関連で、素材を作成する手間が少ないナショナルクライアントが、現時点では多く出稿している模様だ。しかし今後は、中小企業や個人が出稿するに足る媒体力を Google が準備できるかが、更なる普及の分かれ道となるだろう。また、効果的な動画を安く簡単に作成できる環境が広告主側に整う事も重要だ。

なお、来年については、Youtube の買収による動画広告の充実、既に米国にてトライアルが実施されている雑誌広告、ラジオ広告のローンチなどが期待される所であろう。検索エンジンのみに留まらない、Google の幅広いメディアに対するアプローチの成果が現れてくる事が予測される。

■提携関連
先述したが、モバイル広告において、KDDI との提携が大きなインパクトとなった。業界によって検索ボリュームがそれまでの数倍から数十倍となり、新たなマーケティングの可能性を大きく切り開いたと言えるだろう。また、米国では MySpace との提携が話題となったが、日本でも2006年8月前後から mixi のサイト内検索においてアドワーズ広告が配信されている。検索結果とはてなブックマークが連動した、はてなとの提携も注目だ。

■ツール関連
・広告のスケジュール設定
「月曜から金曜の10時から19時のみ配信」などのように、任意の時間・曜日別の広告配信を自動化する事ができる。さらに、入札単価も時間・曜日別に設定を行う事ができるため、よりコンバージョン率の高い時間帯に入札単価を上昇させるなど、柔軟な運用が可能となった。

・掲載順位設定
「3位から5位でのみ掲載」などのように、任意の順位(順位帯)を指定して広告掲載を行う事ができる。特定の順位の時に効果が良い事が判明している場合、及びどの順位が最も効果的かをテストする場合などに、非常に有効だろう。ただし、希望する順位に広告スコアが届かない場合、設定によっては掲載がなされない場合があるため、注意が必要だ。

・Google Trends
任意のキーワードの過去の検索ボリューム動向を、グラフで確認する事ができる。また、キーワードが検索された地域、都市、言語や、そのキーワードに関連したニュースなども同時に確認できる。Google アドワーズ広告のためのツールに存在しているわけではないが、月間・年間の運用シミュレーションなど、俯瞰的な方向性を計画する際などには、非常に貴重なデータとなるはずだ。

・AdWords Editor
オフライン状態のローカル PC にて、アドワーズ広告の掲載内容の登録・修正や、設定を行う事ができるアプリケーション。一括登録/削除なども容易に行う事ができるようになり、運用の工数が大幅に削減された。

以上のほかにも、特に今年は、多くのツール・機能のリリースや、管理画面・レポート作成画面の大幅なリニューアルが行われた。実際、アドワーズ広告の運用は複雑化・高度化し、難易度は確かに上がってはいるものの、これらの機能をじっくり考えて使いこなす事によりさらに精度の高いターゲティングや効果検証が行えるようになる。是非お試しいただきたい所だ。

なお、来年は、まずは現在ベータ版(英語)が一部のユーザーに限定リリースされている、Google Website Optimizer の正式ローンチに期待したい。今年で一気に定着してきた感のある LPO(Landing Page Optimization)を、支援するツールの一つだ。恐らくアドワーズ広告の広告主は無料で使用できると予測されるため、LPO の普及が更に加速される事だろう。

さて、1年を振り返ってみて、いかがだったであろうか。恐らく来年も、Google はスピードを落すことなく変化し、進んでいく事だろう。また、Google のみならず、来年は Overture の新プラットフォームが日本でも正式リリースされると見込みとなっている。リスティング広告において、来年は、今年以上に激動の年となりそうだ。

(執筆:株式会社アイレップ 戦略グループ 山本光)

記事提供:アイレップ
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