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Parallels を使って Mac に Windows を並べて表示するParallels は12月1日、Parallels Desktop for Mac の最新バージョンとなる「build 3036 β版」をリリースした。無料のアップデートが約束されている製品だが、単にちょっとしたバグが修正されたとか、新機能が2、3追加されただけではない。新バージョンの改善点は20近くにのぼり、優れた機能から感嘆するようなものまでその範囲は幅広い。
なかでも私が一番感銘を受けた機能は、「Coherence」と呼ばれる機能だ。これにより、ほぼシームレスに VM を動かすことができるようになる。アプリケーションを、例えば Windows デスクトップなどのマスター VM のウインドウに起動させるのではなく、Mac OS X のアプリケーションウィンドウと一緒にアプリケーションを画面に表示させることができるのだ。 Word 2004 と 2007 を直接比較してみたい? 問題ない。ウィンドウを並べておけばいい。Coherence モードと従来のモードを切り替えたい? これも問題ない。メニューのオプションにある。 Crossover Mac from CodeWeavers ほどシームレスではないが、それにかなり近い。Parallels では、VM を起動させずにアプリケーションを直接立ち上げて文書を開くことができなかったり、Windows のアプリケーションを使うには Windows が必要になったりするが、互換性の問題は少ない。 Office 2007、XP そして実際これ以外にも使わなければならないアプリケーションすべてが Coherence モードで問題なく稼動する。また今回の build 3036 β版では、私の第1世代 MacBook Pro の動作速度がかなり増したように感じられる。 いまだにゲスト OS は、起動時にシステムに負荷をかけるが、一度立ち上がると、以前のバージョンほどノート PC への負担はないようだ。Parallels はユーザーインターフェイスにすばらしい改善がみられ、VM の起動と設定が非常にしやすくなった。より使いやすくて、より速い。悪くない組み合わせだ。 制限もいくつかあるが、Parallels はそのいくつかを順調に修正しているところのようだ。今のところ Coherence は、Windows XP でしか使えず、Vista や Linux では使えない。 Vista で使えるようにすぐ改善されると思うが、Coherence が Linux やその他のプラットフォームでも使えるようにしてほしい。そうすれば、Parallels は大ヒット商品になるだろう。 Boot Camp のアップデート Boot Camp を使っている Mac ユーザーにとっては、ふたつの重要な改善点があった。 ひとつめは、 Parallels が Boot Camp のパーティションで使えるようになったこと。これは Parallels のユーザーがもっとも要望していた特性で、今回の build 3036 β版で初めてサポートされる。現在は XP だけで Vista には対応していないが、Parallels では Vista でも使えるように取り組んでいるという。 Parallels を Boot Camp のパーティションで使えるようにするには、その前に XP を立ち上げて初期設定を行う必要があるが、この作業は大したことではない。 Parallels と Boot Camp のユーザーで、再起動せずに Boot Camp のセットアップにアクセスできるようにしたい人には、便利な特性だ。ここで問題になるのは、 Windows アクティベーションだ。 Parallels で作業しているときは、 Boot Camp から XP を立ち上げた場合とは異なる“ハードウェア”に XP を立ち上げることになる。したがって、アクティベーションをうまく行わなければならない。 しかし、私にとって Boot Camp を使う唯一の目的はゲームなので、今述べた機能は、Boot Camp のデータの読み書きを可能にする Parallels の機能ほど使うものではない。この読み書き機能は、データの取り扱いも簡単で、しかもアクティベーションの問題も関係ないため、便利な機能だ。 Parallels は VMWare を使って Mac OS X で Parallels を使っている人向けに、「Transporter β版」を初めてリリースした。これを使えば、 VMWare と Windows の仮想マシンの画像を Parallels で使えるようになる。すべてのユーザーにとって大事な特性ではないが、 VMWare の画像とライセンス保有者にとっては便利な特性だ。 また Parallels には“小さな”改良がたくさんあった。例えば、物理ドライブから光学ドライブソースをディスクイメージファイルに書き換えるのは、これまでのバージョンより今回のβ版の方がはるかに簡単にできるようになった。また、リリースに書かれているように、異なる画像解像度の対応がはるかに進んだ。 全体的に、重要な新機能以外をみても、確実にアップグレードしており、毎回リリースごとにちょっとした改善をしようというのではなく、飛躍的によい製品にしようという Parallels チームの意欲が伝わる。彼らは Mac OS X 用の VMware 発売のたびに、確実に VMware のレベルをあげている。 Mac OS X サーバーにより、複数の VM を新しい Intel XServe で同時にホストできるようにする最適なバージョンをParallels が 発売できれば言うことはない。まだβ版の段階で、β版が抱える警告を考えてみても、 Parallels の今回の build 3036 β版は、日常作業に十分対応できる安定した機能を持っている。通常β版を勧めることはないが、この安定性と新機能はリスクを背負う価値が十分あるものだ。 関連記事 最新トップニュース
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