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SAP が抱く2007年の展望、Google とは違う企業向け検索サービスを間もなく2006年が暮れようとしている。そろそろ来年の展望を語るのに相応しい時期になったと言えるだろう。企業向けソフトウェア大手の SAP の上級職の人物らは、取材に対して来年の戦略と製品計画を語った。
プラットフォーム製品に関する話に続いて、企業向け検索の話に移ろう。 SAP が大きな期待を寄せるもう1つの分野が検索だ。しかし、SAP は必ずしも検索最大手の Google と争っているわけではない。SAP はすでに、統合アプリケーション プラットフォーム『NetWeaver』で検索機能を提供しているが、同社で Emerging Solutions Group を率いる Dennis Moore 氏によれば、計画中の最新企業向け検索サービスは、Google の提供するものと大きく異なるという。 「インターネット検索は、あるドキュメントと別のドキュメントを結びつけるリンクを中心にして構築されるが、企業ではそうしたリンクがほとんど存在しない。企業に存在するのは、社内的なメタデータの広大な未踏領域で、これらはインターネットを介して得ることができない」と、Moore 氏は話す。 Google やその競合相手らは、検索こそが重要と捉えているが、コンサルティング会社 Enterprise Applications Consulting のアナリスト Joshua Greenbaum 氏は、検索サービス業界が確信するほど、検索が重要なアプリケーションになるという見方に、ずい分前から懐疑的だったという。「しかし、構造化/非構造化情報を分析的な方法で検索できれば、大いに成功する可能性もある」と同氏は述べた。 SAP の Moore 氏によると、同社の新たな企業向け検索サービスは、まだ名前もなければ、価格も決定していないベータテスト段階だが、2007年上半期中にはリリースする予定だという。新サービスは、ユーザーのセキュリティ設定やプロフィールと自動的に結びつき、ユーザーに応じて異なる結果を返す。たとえば、「Moore」という名前で検索すると、様々なリンクに混じり、同氏の上役と部下が明らかになった。 SaaS (サービスとしてのソフトウェア) あるいはオンデマンド型ソフトウェアも、SAP の計画において重要な位置を占める存在だ。SAP は今年5月、SaaS に関する大型投資計画を発表している。ただし、オンデマンド型の製品提供モデルに大きく移行していると言うには、ほど遠い状況だ。 SAP のソリューション マーケティング担当副社長 Peter Graf 氏によると、SaaS には大きな価値があるが、salesforce.com などの SaaS 専業ベンダーらが謳うほどではないという。 「われわれは、オンデマンド型ソフトウェアが何もかも包括することになるとは思わない。オンデマンド型ソフトウェアは大きなメリットを持ち、実際この手法でわが社のソフトウェアの価値を、すばやく顧客に提供できる点は気に入っている」と Graf 氏は述べたが、それは最終目的地というより「むしろ入り口だ」との見解を示した。 SAP は同社のオンデマンド型アプリケーションについて、より直接的な管理と配備が可能な、顧客企業内で運用する選択肢も用意している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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