SAP が大きな期待を寄せるもう1つの分野が検索だ。しかし、SAP は必ずしも検索最大手の Google と争っているわけではない。SAP はすでに、統合アプリケーション プラットフォーム『NetWeaver』で検索機能を提供しているが、同社で Emerging Solutions Group を率いる Dennis Moore 氏によれば、計画中の最新企業向け検索サービスは、Google の提供するものと大きく異なるという。
Google やその競合相手らは、検索こそが重要と捉えているが、コンサルティング会社 Enterprise Applications Consulting のアナリスト Joshua Greenbaum 氏は、検索サービス業界が確信するほど、検索が重要なアプリケーションになるという見方に、ずい分前から懐疑的だったという。「しかし、構造化/非構造化情報を分析的な方法で検索できれば、大いに成功する可能性もある」と同氏は述べた。
SAP の Moore 氏によると、同社の新たな企業向け検索サービスは、まだ名前もなければ、価格も決定していないベータテスト段階だが、2007年上半期中にはリリースする予定だという。新サービスは、ユーザーのセキュリティ設定やプロフィールと自動的に結びつき、ユーザーに応じて異なる結果を返す。たとえば、「Moore」という名前で検索すると、様々なリンクに混じり、同氏の上役と部下が明らかになった。