Microsoft は20日、Credit Suisse、Deutsche Bank、AIG Technologies の3社に『SUSE Linux Enterprise』のサポート利用証を提供すると発表した。Microsoft は11月の提携の一環として、Novell から7万件のサポート利用証を購入している。
Credit Suisse で CIO (最高情報責任者) を務める Tom Sanzone 氏は、声明の中で「当社にとって、相互運用性が重要」と述べるとともに、次のように語った。「当社は、『Windows』と『SUSE Linux』を今後の戦略プラットフォームと見なしており、これらを支える Microsoft と Novell が、相互運用性の強化において合意したことを非常に喜ばしく思っている」
さて Novell と Microsoft の提携だが、両社が後援した調査では、対象となった IT 専門家201人のうち、90%が賛意を示したものの、業界の反応は全面的な肯定とはいかず、特にオープンソース開発者コミュニティからは、大きな反発の声が上がった。
また、Linux 業界における Novell の主要な競合相手 Red Hat (NYSE:RHT) の方は、Novell と Microsoft の提携に動じる様子がない。
Red Hat が21日に発表した2007会計年度第3四半期 (9-11月期) 決算では、非 GAAP ベースの純利益がアナリストの予測を上回る1株あたり14セントとなり、期間サポート契約の新規獲得数も伸びていた。Red Hat によると、同四半期に新規契約1万2000件を獲得し、年初来の新規契約数が3万2000件に達したという。
Red Hat の CEO (最高経営責任者) Matthew Szulik 氏は同日の電話会見で、とりわけ Novell や Oracle の競争圧力が強い中、顧客が自社に示しているロイヤルティを賞賛した。
また Szulik 氏は、質疑応答の中で Novell と Microsoft が顧客3社を獲得したという両社の発表を酷評した。
同氏は、Credit Suisse、Deutsche Bank、AIG Technologies から契約を獲得したという Novell と Microsoft の発表について、「既存の契約だ」と述べ、「それらは古くからの契約であり、競争の結果として獲得したものではない」と語った。