Webビジネス 2007年1月22日 15:40

無料の電子ブック図書館「Flib」オープン、「コミック・ガンボ」もコンテンツ提供

著者: japan.internet.com 編集部
2007年1月22日 15:40 付の記事
□国内internet.com発の記事

イーブック・システムズ株式会社(EBS)は19日、無料の電子ブックコンテンツを集めた図書館「Flib」を提供開始した。

電子ブック図書館「Flib」トップページ

Flib は電子ブックの総合図書館として、小説、書籍、雑誌、カタログ、写真集、画集、コミックなどを取り揃える。国内初の無料週刊マンガ誌「コミック・ガンボ」のコンテンツも発行と同時に提供されるという。これらの電子ブックコンテンツを閲覧するには専用ビューアである「FlipViewer」をインストールする必要がある。基本的には無料で閲覧可能だが、販売機能も2007年内に用意される予定だ。

同サイト内に並ぶ電子ブックに採用されている「FlipBook」形式は、テキスト情報に加えて音楽や動画なども表現できるほか、「ページをパラパラめくる」、「ページをつまむ」といった印刷媒体と共通する操作性を PC でも実現したインターフェイスが特徴だ。

他にも、ページをめくるごとに残りページ数が少なくなるように見えるなど徹底的に紙の本のメタファーを追求。これによってコンテンツの終わりが直感的に把握できるようになり、最後まで読まれる確率が高まっていると代表取締役社長の岡崎眞氏は語る。

ページを連続してめくることもできる

EBS は FlipBook を2004年7月より導入しており、これまでマルチメディア絵本「おはなし絵本クラブ」、無料マルチメディア雑誌「Manyo-万葉-」、企業パンフレット、高級商材カタログなどへの利用を進めてきた。

音楽や動画などに対応したことでより表現力のある広告も掲載可能だ。広告ページ内で商品の動画を再生することにより、商品イメージの訴求と Web ページへの誘導を両立する。さらに岡崎氏によれば、ページをめくって次のコンテンツを表示させるというインターフェイスは、通常の Web ページのようなリンクによるページ遷移に比べて、大画面広告が受け入れられやすい傾向にあるという。

このような FlipBook の特徴を活かして、Flib は広告モデルで運営される。広告料金は見開き2ページで200万円程度となるが、クライアントからの評判は上々で、「10万人の読者がいれば高いとは思わないとクライアントから言われている」(岡崎氏)。

コンテンツ提供者に配慮し、非常に強力な DRM も備える。ローカルにダウンロードしたコンテンツでも再生期間を指定できるほか、利用できる PC を限定したり、印刷や画面キャプチャも禁止できる。これらはすべてコンテンツプロバイダが決定することになる。

Flib のオープンに合わせて、専用ビューアである FlipViewer が1月末より発売される Windows Vista 対応 PC の一部にプリインストールされることとなった。FlipViewer がプリインストールされた PC には Flib 用ガジェット「HOT!eBooks 10」「eBook World」が搭載される。なお、Flib のサービス自体は Vista 以外に Windows2000 / Windows XP でも利用可能。

同社は Flib を、3年後には2,000万人が利用するプラットフォームへと育てていくとしている。

「Flib」用ガジェット


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