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Microsoft の競合各社、『Vista』一般販売直前に非難声明を発表30日に迫った『Windows Vista』の一般消費者向け出荷について、Microsoft (NASDAQ:MSFT) は大々的な宣伝を展開しているが、おそらく同社の競合相手は、このお祭り騒ぎに加わらないだろう。
それどころか、多数の競合相手が参加している相互運用性を推進する非営利組織 European Committee for Interoperable Systems (ECIS) は26日、ヨーロッパの規制当局が2004年の裁定で独占禁止法違反と認定した『Windows XP』にまつわる違法行為を、Microsoft が Vista によって拡大しようとしているとの警告声明を発表した。ECIS には、IBM、Adobe、Nokia、Sun Microsystems、Oracle、Corel、RealNetworks、Red Hat などが加盟している。 ECIS は声明の中で、Microsoft が自社の Web 開発者用製品やツールで使用している宣言型のマークアップ言語『XAML』について、HTML の地位に取って代わることを狙ったもので、Windows アプリケーションによるインターネット支配の手助けにする企てだと主張している。 XAML は、Microsoft が『Windows Presentation Foundation』(開発コード名『Avalon』) 向けに開発した宣言型マークアップ言語だ。XAML は XML をベースにしており、一般的なアプリケーションだけでなく Web アプリケーションにおいても、表現力の高いユーザーインターフェースの記述に利用できる。 XAML 以外にも、ECIS が声明の中で懸念を示しているものがある。それは、Microsoft が『2007 Microsoft Office system』(Office 2007) で採用したファイル形式『Office Open XML』だ。ECIS は同ファイル形式について、2006年に国際標準化機構 (ISO) がオフィス文書ファイルの国際標準規格として認定済みの『ODF』を退けようと狙ったものだと述べている。ODF は、オープンソースの生産性スイート『OpenOffice.org』のほか、Sun や IBM などの企業もサポートしている。ただし Microsoft の Office Open XML 形式も、ISO の承認取得に向け、作業が進行中だ。 ECIS 委員長の Simon Awde 氏は声明の中で、「Microsoft が Vista によって、2004年3月に欧州委員会 (EC) が下した裁定の理念を無視する方針を選択したのは明らかだ」と述べている。 一方 Microsoft は、Vista の一般販売開始直前という ECIS の声明発表のタイミングについて、偶然ではないと語った。「消費者にとって有益な新製品、とりわけ 2007 Microsoft Office system と Windows Vista の革新技術をもたらすことで、少数の競合相手が非難の声を上げることは予期していた」と同社の広報担当は語る。 なお ECIS の弁護士 Thomas Vinje 氏によると、ECIS では、ぎりぎりのタイミングで発表した今回の声明により、Vista の出荷を阻止したり、Vista が一般消費者の間に広がることを妨いだりできるとは、およそ期待していないという。 関連記事 最新トップニュース
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