VeriSign、1億ドルをかけて DNS インフラの強化へEメールからオンライン ショッピングまで、人々があらゆることをインターネットで行なうようになっている中、オンラインの世界に関心を抱く犯罪者もまた増えている。この拡大する脅威に対処するため、「.com」および「.net」ドメインを管理する VeriSign (NASDAQ:VRSN) は8日、1億ドル以上を投じてインフラを強化する計画、『Project Titan』の着手を発表した。
VeriSign によると、DNS サーバーに対する最近の攻撃は切り抜けたものの、近い将来に攻撃の規模と範囲が毎年50%ずつ急上昇すると見込んでいるという。 Project Titan の一環として VeriSign は2010年までに、ドメイン名解決システム群の帯域を現状の20Gbps から200Gbps 以上に拡大する。また DNS クエリ処理能力も、現状の1日4000億件から1日4兆件まで強化する計画だ。現在 VeriSign は、1日あたり平均で240億件の DNS クエリを処理している。 先日の攻撃もそうだったように、分散型サービス不能化 (DDoS) 攻撃では、大量のクエリを送りつけ、サーバーを過負荷状態にしようとする例が多いことから、DNS サーバーの処理能力は重要になる。 また同社は、システムの分散化もさらに進める。発表によれば、地域別にドメイン名解決処理を行なう施設『Regional Internet Resolution Site』(RIRS) を、2010年までに80拠点新設するという。その結果、ドメイン名解決に要する時間が短縮し、冗長性も高くなる。RIRS を新設する地域は、インド、ドイツ、チリ、南アフリカなどの国だ。同社は現在、韓国、中国、ブラジル、ケニア、エジプトなどに RIRS を配備している。 業界予測では、2010年までにインターネット利用者数は18億人に増え、世界中の携帯電話20億台のほとんどがインターネットに繋がり、「数千万」世帯が VoIP 電話と IP テレビサービスに乗り換えるとの数字が出ている。VeriSign によれば、その結果としてインターネットの利用量が2000年の20倍になると予測しているという。 インターネット利用者の急増に対応するため、VeriSign は今後3年間で登録サーバーの配備数を2倍以上に増やす計画だ。 VeriSign 会長兼 CEO の Stratton Sclavos 氏は、「私たちが現在見知っているインターネットは、わずか5年前と比べて根本的に異なっている」と語った。2000年以降、ソーシャル ネットワーク サービス大手の MySpace.com、投稿動画共有サイトの YouTube、VoIP 電話の Vonage Holdings など、インターネットの新たな用途を掘り起こす企業が発足した。検索大手の Google も、設立からまだ10年経っていない。 関連記事 最新トップニュース
|
|