IDC、仮想ストレージの急速な普及を予測大企業の間では、複数の物理サーバーを処理能力の高い1台のマシンとして運用するサーバーの仮想化が急速に広まっている。したがって、ユーザーの作成するデジタルコンテンツの爆発的な増加を考えると、ストレージの仮想化が急速に普及したとしても驚くほどのことではない。
ストレージの仮想化は、カリフォルニア州サンノゼで6日に開催された『Directions 2007』のいくつかのセッションで主要なテーマとなった。このビジネス カンファレンスは調査会社 IDC が主催するもので、14日には東海岸のボストンでも開催される。ストレージの仮想化は、多数のストレージ機器を場合によっては単一の機器として管理するために、ストレージ エリア ネットワーク (SAN) で利用されるのが普通だ。仮想化によってデータの物理的な位置が抽象化されるため、ネットワーク上のあらゆる地点からそのデータにアクセスできるようになる。 企業では、ストレージとサーバーを統合していることが多い。IDC のストレージシステム調査担当副社長 Rick Villars 氏によると、ストレージを仮想化している企業の85%がサーバーも仮想化しているという。 ストレージの仮想化は、動的なストレージ、障害復旧、および計画的なダウンタイムを実現するために行なわれる場合が多い。それによって稼働率とデータの可用性が高まるためだ。しかし、ストレージの仮想化はもはや大企業のためだけのものではないと Villars 氏は指摘する。実際、一般向けのサービスや個人ユーザー用のツールとしても急速に広まっているという。 「たとえば、オンライン写真サービスの『Flickr』のユーザーは、自分たちの写真が永久に保存されることを望んでいる。もし2年後にログインした時に写真がなくなっていたら、ユーザーは怒り出すだろう。(膨大な数の写真を) 誰がどのように保管してくれるのだろうか?」と Villars 氏は問いかけた。 こうして、Flickr、動画共有サービスの『YouTube』、あるいは Google など、Villars 氏の言う「コンテンツ貯蔵庫」が普及することになった。同氏は、このようなサイトのストレージスペースが、2010年には今の25倍程度まで拡大すると予測している。仮想化ソリューションを提供する EMC のような企業にとってはありがたい話だ。「ハードウェアを1日に100テラバイト増やしている企業もあれば、1週間に100テラバイト減らしている企業もある。今や、最初からペタバイト (1ペタバイト = 1024テラバイト) 単位で考える時代だ」と Villars 氏は付け加えた。 関連記事 最新トップニュース
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