『March Madness』による生産性の損失は10億ドル超の可能性全米大学体育協会 (NCAA) 主催の大学男子バスケットボール選手権大会、『March Madness』が今年もまもなく開幕する。3月11日の週に始まる同大会は、全米の雇用主には興奮 (Madness) よりも頭痛をもたらすだろう。試合を見たい従業員たちがインターネットにかじりつき、生産性が低下することで10億ドル以上の損失を被る可能性があるからだ。
その元凶はインターネットと、CBS のスポーツ部門 CBS Sports にある。CBS Sports は、Web サイト『CBS SportsLine.com』を通じ、March Madness 3回戦までの計56試合の映像を無料かつライブでストリーミング配信する予定だ。大半の試合は木曜日と金曜日に行なわれるが、過去の統計を見ると従業員たちは両日、帯域幅を無駄遣いし、仕事そっちのけで試合を見ようとする傾向にある。 昨年の大会期間中、CBS SportLine.com が処理したストリーム数は1900万あまりにのぼり、サイトのビジター数は500万人を超えた。CBS は昨年の March Madness を「インターネットでライブ配信した過去最大規模のイベント」の1つと評し、今年のトラフィックは昨年をさらに上回ると予測している。 再就職支援会社 Challenger, Gray & Christmas の CEO (最高経営責任者) John Challenger 氏は、「NCAA の主催大会はインターネットの代表的なスポーツイベントになった。試合は労働時間中に行なわれるものもあり、また、仕事中にインターネットにアクセスする労働者は7900万人にのぼることを当社は把握している」と話す。 Challenger, Gray & Christmas は、全米に大学バスケットボールファンの労働者が2290万人いると見積もっている。各従業員が試合の結果をチェックするため、勤務日1日あたり約13分間ネットを利用したとすると、生産性上の損失は11億ドルにのぼると Challenger 氏は話す。 しかし、これはかなり控えめな予測である可能性が高い。というのも、この数字は CBS SportLine.com が配信する『March Madness on Demand』(MMOD) のライブストリーミングを見る労働者を含んでいないからだ。CBS SportLine.com の広報 Alex Riethmiller 氏によると、昨年の MMOD では、1人あたりの平均ストリーミング視聴時間が10分から15分にのぼったという。ただし、この数字はストリーミング中継1本あたりの平均視聴時間にすぎない。ほとんどの人は、1度訪問するとチャンネルを頻繁に変えながら、複数本のストリーミングを見ている。 関連記事 最新トップニュース
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