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ビジネス2007年3月23日 12:20
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Apple と Lithium:魅力的なネットワーク監視ツール

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070323/6.html
著者:John Welch
海外internet.com発の記事
iPhone と AppleTV、その他の商品すべてが、Macworld ですべての報道陣の関心を引き付けたが、ネットワーキング/IT 産業の誰もを感動させる商品がひとつあった。LithiumCorp の Lithium ネットワークモニタリングプラットフォームである。

そう聞いてすぐ多くの人が思うように、Lithium のネットワーク管理ツールには、他の商品にはない機能が付いているわけではない。NagiosCacti などにも、Lithium に付いている機能はすべて揃っているし、しかもそれらはタダで手に入る。

たしかに Lithium でできることはそう大したことではないが、Lithium のコンソールアプリケーションはすばらしい。Xserve RAID モジュールで個々のドライブデータを入手するときのように、高解像度の画像と基本的な動画がいくつか組み込まれているにもかかわらず、アプリケーションの機能が損なわれることはない。

このように、アプリケーションに“味気”を加えようとすると、華やかさの中で情報を見失うという危険がある。Lithium はこの落とし穴を回避することに成功し、アプリケーションの有用性を高めた。

これは大事なことだ。ネットワークアプリケーションの UI を美しくすることは、あまり一般的でないのはわかっているし、むしろ“醜さ”がアプリケーションの質の判断基準になる、というひねくれた考え方さえあるのが事実である。どちらにしても行き過ぎた考え方は間違っていると思う。ネットワークアプリケーションにも質の高い UI の需要はある。重役向けに最高の出来栄えにしなければならないという避けられない理由があるからだ。

Console アプリケーションは、Windows と Mac OS X でしか起動しないが、Lithium は確固たる Web コンソールで、ここは大抵の重たい作業を行うところだ。ただ不満な点は、マルチサイト/マルチクライアントの設定に使いやすく作られているところがあるので、1サイトで使用する場合に少々面倒になる場合があるということだ。

小規模の環境で使いにくいというわけではなく、大規模のマルチサイトのセットアップには適しているが、小規模のセットアップには少々面倒な苦労をしなければならないというだけだ。それでも、技術面には興味がなく、自分のためにネットワークダッシュボードが欲しいというような重役や役員室向けに、“最高の出来栄え”のサイトを作ることができるというわけだ。

しかし、少々厄介なセットアップはさておき、Web コンソールは機能的で、テストしたところ Firefox と Safari の両方で完ぺきに動いたので、Firefox を起動させられる大抵のプラットフォームで使うことができる。FAT と Web 両方のコンソールで、パフォーマンスグラフなどを表示できる。

Web コンソールは、RRDtool を使ってグラフ描画するため、RRDTool グラフを使ったことのある人なら、その中身がどんなものかわかるだろう。Console でも同じデータを表示できるが、“マルチグラフ”オプションを使ってひとつのウィンドウに複数のグラフを追加できる。これは、プログラマーには想像できないような方法でデータビューを組み合わせたいときに非常に便利である。

Lithium のインストールとセットアップはすごく簡単というわけではないが、難しいというわけでもない。幾分うんざりするような手順も少しあるが、Nagios や Cacti などのインストールや初期設定に比べれば、Lithium は何ということはない。

インストールについては、細かいことだが文句を言いたい点がある。Lithium は Postgres を使っていて、それ自体はよくできたデータベースであるが、オプションの MySQL を使ったほうがいいようだ。というのは、Mac OS X 機器でデフォルトで使用できるからだ。Lithium はブートドライブのルートにインストールされる。これは、同じようなプログラムをインストールする方法や場所を自分で決めている人には厄介になる。

しかし、Lithium は自己完結型のアプリケーションで、アンインストールが簡単という点が気に入っている。インストール先のフォルダーを指定できるようになるのが望ましいが、今のところ大して不便というわけではない。

しかし、Lithium について最大の不満は、と聞かれれば、答えはプローブとモジュールをカスタマイズできないという点になるだろう。今のところ Lithium は周囲をゲートとフェンスで囲った“ゲーティッドコミュニティ”のようなもので、規律に従わなければ使えない。 この点は、Nagios や Cacti にように、ネットワーク上でアプリケーションを使用するのに、ほぼ無制限にカスタマイズできる製品とは異なる。LithiumCorp によると、プローブのカスタマイズだけでなく、Nagios のプラグインに直接対応できるように作業中だとのこと。このアプリケーションの開発の速さを見ると、これらの特性のどちらもまもなく現実になるだろうと期待できる。

しかし、私の話をただ信じるだけではいけない。無料版の Lithium をダウンロードしてテストしてみることだ。プロフェッショナル版とエンタープライズ版のすべての特性が付いているわけではないが、自分のニーズと使い方に合わせて Lithium を使ってみることで、十分評価はできるだろう。Web コンソールが付いた Lithium コアは Mac OS X と Linux で起動し、Console アプリケーションは Mac OS X と Windows で起動する。

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