![]() ![]() ![]() ![]() 検索を意図的に誘発させる方法はあるかこの記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070329/8.html
著者:アウンコンサルティング株式会社 執筆:市川伸一/監修:信太明
国内internet.com発の記事
テレビ CM や交通広告に検索窓を出して、「○○で検索してください」という手法が乱発されている。そのせいか、最近よく聞かれるのが、こうした方法以外にも、意図的に検索を誘発する方法はないだろうか、という相談だ。
その多くが、「自社名、あるいは自社の商品名を流行らせて、検索数を爆発的に増加させられないものか」という思惑が根底にあるとみえる。 しかし、前述の「○○で検索してください」という手法にしてもそうだが、そもそも人はなぜ特定のキーワードで検索するのかを考えてもらいたい。 例えば、多くの人が勘違いしているのだが、検索連動型広告というのもキーワードに入札してはいるが、買っているのは、そのキーワードで検索したユーザーの欲求であり、キーワードそれ自体にたいした意味はない。 やや説明が難しいので、例を挙げて説明しよう。 例えば「パソコン 格安」というキーワードをみても、そのキーワードで検索するユーザーは、おそらく安いパソコンを探しているのだろうと類推される。だから、そうした欲求をもったユーザーをターゲティングする目的で、キーワードに入札が行なわれているにすぎない。そのため、「パソコン 格安」という言葉には大きな意味はなく、ユーザーをセグメントする記号にすぎない。 まだ説明不十分のようなので、もう一歩詳しく説明しよう。 昨年、毎年恒例の新語・流行語大賞に選ばれた言葉に「イナバウアー」や「品格」がある。これを見てみると、単に言葉が流行ったわけではなく、その背景に流行った事柄があることがわかっていただけるだろう。 「イナバウアー」は、オリンピックでフィギュアスケートの荒川静香選手が金メダルを取ったという事実と、後ろに反り返る印象的なあの演技があってこそ流行った言葉だし、「品格」という言葉も、『国家の品格 だから、自社や自社商品の名前を流行らせることで、商品を流行らせようとしても、それはまったく逆の発想で、商品が流行ったから自社名や商品名も際立つわけだ。 もちろん、音韻しやすい言葉の方が流行りやすいといった法則はあるようだし、検索キーワードの話でいえば、以前説明した点などを意識することは決して無意味なことではない。しかし、それを流行らせるとなると話は別だ。 そのため、意図的に検索を誘発する方法はないだろうかという相談をされても、「それならば、まずあなたの会社や商品が話題になる必要があります。仮に『○○で検索してください』という手法を使うにしても、テレビ CM やポスターなどのクリエイティブ自体がおもしろかったり、印象的だったりする必要があります」とだけしかお答えしようがないのが現状である。 (執筆:R&D グループ 市川伸一)
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