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“使える”充電式バッテリーが登場
著者: Brian Livingston オリジナル版を読む プリンター用 記事を転送
▼2007年3月30日 13:10 付の記事
■海外internet.com発の記事
充電式のバッテリーとは、すばらしいアイデアだ。年に数回定期的に充電すれば何年も持続するバッテリーを使いたくないと思う人はいない。
しかし現在のところ、充電式バッテリーは小型機器を頻繁に使うユーザーにとって完ぺきなソリューションではない。充電式バッテリーの最大の難点のひとつは、店で購入したときに充電ができていないという点だ。
ほとんどの充電式バッテリーは、2、3か月の間に電力の90%を失うため、使用中の機器が電力切れで死にそうになっていたとしても、店で購入してすぐに使うことはできない。まず初めに充電器で数時間バッテリーを充電しなければならない。
有難いことに、新しい技術によりこの状況が変ろうとしている。新技術を取り入れたバッテリーが、すでに店頭に並び出した。
店頭で息絶えないバッテリー
UniRoss Hybrio(写真左参照)は、充電が切れず、購入時にほぼフル充電の状態で手に入れることができる充電式バッテリーのひとつだ。これに競合ブランドとして名を連ねるのが、同様の技術を使った Sanyo Eneloop や Rayovac Hybrid などだ。
これらのバッテリーに共通して使えるしゃれた覚えやすい名前があるといい。しかし残念なことに、今のところ各メーカーが思いついた最良の名前は、ハイブリッドニッケル水素電池(NiMH:ニッケルメタルハイブリッド)だ。
ニッケル水素は通常の充電式バッテリーに使われる技術で、非常に早く自己放電する。新しい呼び名はセクシーさに欠けるが、“ハイブリッド”は差し当たり使わざるを得ない名札だ。
バッテリーについては、2006年1月27日付けのコラムで書いた。当時のテーマは、 Panasonic の新型オキシライド電池が Energizer のリチウム電池より優れているかというところだった。結論は、リチウム電池の方が寿命が長いが、オキシライド電池よりも価格が高く、デジタルカメラに両方のブランドの電池を使ったところ、1ドルあたりに撮影可能な写真の枚数はほぼ同じだった。しかし、私はこれらの使い捨て電池より、充電式バッテリーの購入を勧めていた。
ハイブリッドの充電式バッテリーの出現により、よりその信憑性が増した。ハイブリッドで何年も電力を持続できるようになったからには、充電式の使用に対する反論の多くは崩れた。もちろんまだこれらのバッテリーにも定期的に充電の必要はある。しかし、使い捨ての電池を購入して捨てるのと比べて、充電式は2度目か3度目の充電で元が取れる。
ハイブリッドバッテリーをテスト
先月ラスベガスで開催された CES(Consumer Electronics Show:家電見本市)の報道陣向けイベントで、Hybrio の単三バッテリー4本のサンプルを受け取った。これらのバッテリーをポータブル CD プレーヤーに入れたところ、初回の充電をせずに問題なく動いた。しかしこれは科学的検証とは言いがたいテストである。
幸運なことに、ハイブリッド充電式バッテリーについては、個々にレビューが出始めている。何年もバッテリーテストを実施しているブロガーの Michael Hains 氏が、各製品をずばり比較したテスト結果を最近発表した。
耐久テストを行ったところ、5か月以上店舗に陳列されたままだった2,100ミリアンペアの Hybrio 単三バッテリーは、箱から出した状態で3時間18分、数回充電を繰り返した後は4時間1分持続したことがわかった(ほぼ間違いなく、実際に使った場合の持続時間はもっと長くなるだろう)。Hains 氏は「ニッケル水素バッテリーとしては最高の出来栄えだ」と書いている。
2,000ミリアンペアと容量が若干小さい Sanyo Eneloop は、箱から出した状態で3時間4分、数回充電を繰り返した後の持続時間は3時間36分で、Hybrio とほぼ同じだった。
Hains 氏のテストでは、どちらのハイブリッドバッテリーも、最高の充電式バッテリーほどの持続時間はなかった。持続時間の最長を誇るのは、Sanyo の従来型の充電式2,500ミリアンペアニッケル水素バッテリーである。数回の充電後の持続時間は、5時間21分という。
もちろん、このような高容量の Sanyo バッテリーは、その他すべての通常のニッケル水素バッテリー同様に、早く自己放電してしまうという問題を抱えている。すぐに使えるというハイブリッドの利点と長寿命がどれほど自分にとって価値があるかを見極めなければならない。
価格に見合った商品
ハイブリッド充電式バッテリーが通常のニッケル水素バッテリーを市場から追い出すまでには、少々時間がかかるだろう。ひとつに、ハイブリッドバッテリーの価格が高いということがある。現在単三のハイブリッドバッテリー4本パックは、末端価格で約10ドルだ。
Sanyo の2,500ミリアンペアの従来型ニッケル水素バッテリーは4本で約8ドルだ。
しかしハイブリッド技術の理解が深まり、大量生産されるようになれば、旧型の充電式バッテリーは次第に消滅するだろうと思う。すでに今でも、少々高くても、数か月使わずにクローゼットで眠らせておいたデジタルカメラやその他の電子機器を、そのまま確実に使えるハイブリッドバッテリーを好む人がたくさんいるのだ。
ハイブリッドバッテリーについて詳細は、Hybrio USA、Sanyo Eneloop、Rayovac を参照のこと。
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