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IBM の移行ツール投入でミドルウェア市場の競争がさらに激化?オープンソース ミドルウェア分野の競争がさらに激化しそうだ。IBM (NYSE:IBM) は3月29日、Red Hat (NYSE:RHT) のアプリケーション サーバー『JBoss Application Server』から『Apache Geronimo』へのアプリケーション移行を支援する新ツールを発表した。
IBM は、JBoss よりも Apache の開発モデルの方が、コミュニティによる共同作業の面で優れていると主張する。もちろん Red Hat はこの主張を否定した。オープンソース ミドルウェア市場を制すれば大きな利益が見込めるため、各社とも同市場で激しい競争を繰り広げている。 IBM は、この移行ツールを Apache に寄贈する。同ツールは無料で、Apache Geronimo をベースにしている『IBM WebSphere Application Server Community Edition』へのアプリケーション移行にも利用できる。 IBM WebSphere のオープンソース ソフトウェア担当ディレクタ Paul Buck 氏は取材に対し、同ツールが行なうのは、JBoss Application Server から Apache Geronimo にアプリケーションを移す作業の自動化だと説明した。 Apache Geronimo と JBoss Application Server はどちらも J2EE 準拠のアプリケーション サーバーなので、理屈の上では一方で動作するアプリケーションならば、他方でも動作するはずだ。しかし実際には、その通りにことが運ぶケースばかりではない。 Buck 氏は次のように述べた。「J2EE や JavaEE 標準用に作成したアプリケーションは、異なるアプリケーション サーバー間でも高い移植性を備えている。しかし、リソース記述子のような部分は、アプリケーション サーバー固有のものになっている例が多く、この変換ツールが役立つのはそうした部分だ」 Buck 氏はさらに、JBoss の開発モデルを槍玉に挙げ、Apache の方がオープンで真に協同的な開発モデルだと主張した。 「Apache のコミュニティモデルは、多様性を土台にし、プロジェクトに関与したいと思った人なら誰でも参加して貢献できるよう促している。特定の会社の従業員だけに限定するようなことはしてしない」と Buck 氏は述べた。 一方、Red Hat の JBoss 部門で製品管理担当副社長を務める Shaun Connolly 氏は、やや異なる見方を持っている。同氏は今回の IBM の行動について、JBoss こそ叩くべきプラットフォームだと IBM が認識していることを示す確証だと主張した。 Connolly 氏はさらに、JBoss が採用しているライセンスは、Apache Geronimo が採用しているものよりオープンだと述べた。JBoss は『Lesser GNU General Public License』(LGPL) を用い、Apache Geronimo は『Apache License 2.0』を採用している。 関連記事
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