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2007年4月6日 12:30

ポケットに入るプロジェクタ

著者Brian Livingstonオリジナル版を読む海外海外発
たいていの人は、ラップトップ用プロジェクタを持ち運んだりしないが、重さ約450g以下で、文字通りポケットに収まるプロジェクタを実現した新技術の到来で、状況は変わるかもしれない。

1月17日付のコラムで、私が最近見た Cherry Picks デモショーのなかでひときわ目を引いた機器は、長さがたった1cm ほどの Bluetooth アダプタなど、非常に小型の製品だったと書いた。

またこのショーで、他にも満足のいく製品が見られた。この機器のメーカーが“世界最小のプロジェクタ”とうたっている製品である。大きさは9.9cm×12.1cm 以内で、高さはわずか約2cm のため、メーカーの宣伝文句も本当かもしれない。

新型 LED プロジェクタ

Boxlight が出したこの機器は、Bumblebee という名前だ。どんな長さのプレゼンテーションをするにしても、プロジェクタを卓上に置いて使いたいと思うものだが、わずか約450g の製品は、真に手持ちサイズの機器だといえる。




市場に出始めている多くの小型プロジェクタ同様、Bumblebee はプロジェクタを置く台の側に電源がない場合でも、バッテリーで動かすことができる。左の写真で示すように、バッテリーはプロジェクタの下にはまり、バッテリーを付けるとプロジェクタの重さは450g増し、高さも2.54cm ほど高くなる。

いまや米国の市場で広く入手できるようになってきている Bumblebee は、厳しい競争に直面している。その他のメーカーの軽量型プロジェクタには、Casio Super Slim XJ-S35InFocus Work Big LP120Mitsubishi Pocket Projector PK20Toshiba TDP-FF1AU などがある。すべて価格は比較的安く(およそ700ドルから1,600ドル)、それぞれより一般的なサイズの商品より輝度は少ない。

しかし今回注目したいのは、どの製品が最も明るく投影できるかということではなく、これらのモデルが現在最新のライティング技術の可能性を示しているという点だ。

Bumblebee は一部の競合製品同様、新型の LED を採用している。暗くした部屋でテレビサイズの画像を映せるほどの明るさであるが、電球の寿命は1万時間から2万時間とうたうだけに強力だ。これは、大型のプロジェクタに使用される旧型のメタルハライド電球の寿命が通常1,000〜3,000時間であるため、それに比べてはるかに長いといえる。

大きくて明るいより小さくて軽いものを好む

新型 LED ランプが長寿命であるにもかかわらず、Bumblebee は教室や会議室で使われる従来のプロジェクタにすぐ取って代わるものではない。Boxlight によると、この手のひらサイズのプロジェクタは、対角28インチサイズの画像を映すのにたった150ルーメンの明るさしか出せない。Bumblebee と画像を映す壁またはスクリーンからの距離は、たった2m と推奨されている。しかも部屋をかなり暗くしないといけない。

一方、 Casio の重さ約1,8kg の XJ-S35 は、2,000ルーメンの明るさを発揮する。これは電源のみで動く大型のプロジェクタにも匹敵する明るさだ。しかしこの明るさを実現するために、サイズを犠牲にしている。Casio のモデルは、Bumblebee よりもかなり重く、価格もおよそ2倍だ。

画期的なのは、こうした小型プロジェクタがプロジェクタとして十分な機能を持っているということだ。文字通り手のひらで抱えられるのであれば、小型プロジェクタを持ち運ぶのも厄介な仕事ではなくなり、楽しくなるかもしれない。

プレゼンテーションをスクリーンで映す

多くの大型プロジェクタ同様、新型の小型プロジェクタでも、以下の方法で、ノート PC からプレゼンテーションを行ったり、ノート PC を自宅に置いたままプレゼンテーションを行うことができる。

・SD カードを小型プロジェクタのスロットに挿入し、プレゼンテーションを行うことができるモデルがある。フルサイズのコンピュータを使って、映し出す JPEG ファイル一式または、場合によっては、デジタルビデオ映像をメモリーカードに読み込ませる。こうすれば、ノート PC なしにそのカードを使ってプロジェクタを動かすことができる。

・S ビデオとコンポジットビデオに対応しているモデルもある。これらでは、VCR や DVD プレーヤーからプレゼンテーションを行うことができる。この場合もノート PC は必要ない。

・iPods をプレゼンテーションの画材として使うことができるプロジェクタもある。

この市場のライバルたちはみなまだ新しく、競争を主力の1、2社に絞るにはいたっていない。今後数か月、数年内に、プロジェクタ技術の更なる発展と急激な前進が見られることは間違いないだろう。しかし、今すぐ小型プロジェクタが必要なら、待つ理由など何もない。

今まで目にしたプロジェクタが大きかったがために、持ち運びを考えなかったとしたら、その前提を考え直すいい機会かもしれない。

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