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「もっと素敵な伝え方を。」〜Jストリーム創立10周年カンファレンス2007年5月に創立10周年を迎えるJストリームは、4月18日、創立10周年カンファレンスを開催した。
カンファレンスでは、Jストリーム代表取締役社長兼会長の白石清氏の挨拶のほか、「もっと素敵な伝え方を。〜これからのメディアとコミュニケーション〜」と題したパネルディスカッションが行われ、コミュニケーションに関する様々な意見交換が繰り広げられた。 パネリストは、ジャーナリスト・住信基礎研究所 主席研究員 伊藤洋一氏、ロボット代表取締役 阿部秀司氏、バンダイ社外取締役 松永真理氏、ネットレイティングス代表取締役社長 萩原雅之氏、モデレータはJストリーム白石社長が勤めた。 NIKKEI NET BizPodcast において Podcast を配信している伊藤氏は、最近 Second Life を始めたと述べるも、「Podcast が一番楽しい」と発言。また、カウンターで料理を作るのは日本だけであり「カウンターは料理における Web2.0」との考えも明らかにした。 「ALWAYS 三丁目の夕日」のプロデューサーである阿部氏は、同作品に大きな反響があったことが続編の製作につながったことを挙げ、「今まで映画は一方通行だったが、続編製作はコミュニケーションの結果だ」と述べた。阿部氏は続編である「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の予告映像も披露し、会場の関心を集めていた。 iモードの生みの親である松永氏は「人に伝えるときは自分の心が動いていなければ伝わらない。技術はその後」とし、「感動」が呼び起こす、人にそれを伝えたくなる衝動が「伝える」ことには重要であるとの認識を示した。 また、花火師は自分の作品の出来よりも観客の好反応を喜ぶという例を挙げ、「受け手の反応で作り手は発想を起こすものだ」との考えを述べ、コミュニケーションはものづくりに大きな影響を与えることを強調した。 萩原氏は「リサーチャーが伝えようとしたら捏造になる」と、リサーチャー魂をアピールしつつも、「100人の村」など、数字が感動を呼び起こす場面もあるという事例を紹介した。 白石社長が「素敵」なコンテンツは増えているか、との質問を投げかけると、伊藤氏は「全体的な情報の量が増えてるんだから、いいものの割合は当然低くなる」と割合に注目した意見を述べた。 一方、萩原氏は「ユーザー作成のものは素敵であり、プロに近づいている」と述べたが、逆にコピー&ペーストなどで複製されたコンテンツが簡単に登場してしまう実態は杞憂しているという。 ユーザー作成のコンテンツに関しては、「あまりに玉石混合」(松永氏)、「ネット記者などスピードが質を凌駕することもある」(白石社長)といった意見も出た。 最後に白石社長は「気になっている現象は?」との質問を行った。 伊藤氏は時代を読み解くキーワードとして「美意識」を挙げ、高価な時計など、美意識に準じた消費行動が増えていることを指摘した。 阿部氏は、ネットで調べればすぐに真実がわかってしまうため、子供を説得する際などに嘘をつくようなことができなくなったことなどを挙げ、キーワードを「品格」とした。 松永氏は、人間関係などにおいて「つながる」こと、萩原氏は「ランキング依存からの脱却」と、自己否定にもつながってしまいそうなストイックなキーワードを挙げた。 また萩原氏は、動画はテキストに比べて検索が難しいことに触れ、「Jストリームにして欲しいこと」は使いやすい動画検索の開発であるとの強い期待を明らかにした。
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