Webビジネス 2007年5月22日 11:00

Microsoft と Juniper Networks の NAC が相互運用可能に

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2007年5月22日 11:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

『NAC』と呼ばれるネットワークアクセス制御技術の勢力分布図が変わりそうだ。21日、Microsoft (NASDAQ:MSFT) と Juniper Networks (NASDAQ:JNPR) が、Microsoft 版 NAC『NAP』(Network Access Protection) と Juniper Networks 版 NAC『UAC』(Unified Access Control) で、オープンスタンダード ベースの相互運用を進めるため協力していくことを明らかにしたのだ。Juniper Networks の『UAC 2.0』ソリューション は、業界団体 Trusted Computing Group (TCG) の下部組織 TNC-SG が策定した『Trusted Network Connect』(TNC) 標準をサポートしているため、NAP も TNC をサポートすることになる。

NAC 市場は競争が激しい。ソリューションの大部分は Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) の NAC、あるいは NAP や TNC という3つの主流フレームワークのどれかと互換性を持つ。しかし、今回の発表によって、NAP は TNC の実装の1つと位置づけられることになり、NAC 市場は3社による競合状態から、Cisco と TNC の一騎打ちという様相を見せてきた。

TCG の TNC 作業部会で共同議長を務め、Juniper Networks の著名エンジニアでもある Steve Hanna 氏は、取材に対し「NAC は複雑すぎる、なぜ3種類のアーキテクチャがあって1つに絞れないのか、という利用者からの声は常にあった」と語っている。

「一本化という最終目標に向かう中で、今回の発表は、中途半端なものではなく、真に深いレベルでの相互運用性の実現に向けた動きだ」

一方、Microsoft 側の狙いは、TNC と相互運用性を持つことで、NAC の採用に対する最大の障壁の1つを解消する点にある。

Microsoft の Windows Networking 部門グループプログラム マネージャの Paul Mayfield 氏は、取材に答えて以下のように語った。「NAC 市場に関して顧客と話すのだが、どのソリューションに決めるべきか、そして特定のソリューションが長期的に他のソリューションと相互運用可能になるかどうかがわからない、という障壁の存在を感じる。われわれはこうした声に応えることが非常に重要だと感じた」

TNC は Cisco やそのライバルである Juniper Networks を含む数多くのベンダーがサポートしているが、Microsoft の NAP に準拠している数百のベンダーが、今回の措置によって自動的に TNC 準拠になるわけではない。

また、短期間で TNC 準拠となる NAP ベンダーは、ゼロとは言わないがすべてではないと、Mayfield 氏は述べている。細部に難題は残されていると、同氏は指摘した。

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