Webビジネス2007年5月25日 11:10
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Microsoft、ID メタシステム構想の促進を目指す取り組みを発表

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070525/12.html
著者:Stuart J. Johnston
海外internet.com発の記事
Microsoft (NASDAQ:MSFT) は23日、情報カード技術をベースにした競合するオンライン ID 管理システムとの相互運用性の確立支援を狙った一連の取り組みを発表した。

この取り組みの一環として Microsoft は、情報カード技術に取り組むオープンソース プロジェクトを4つ立ち上げた。さらに同社は、特許侵害で訴えないとの約束のもと、自社の Web サービス技術に関して無償提供を拡大している。

また Microsoft は、自社ディレクトリ技術『Active Directory』とオープンソース ディレクトリ技術『OpenLDAP』の間で ID 情報を交換できるオープンソースのアダプタを開発するため、パートナー企業2社との協業も進めている。

理屈の上から言えば、こうした一連の動きにより、『Windows Vista』が備える Microsoft の ID 管理技術『Windows CardSpace』(開発コード名『InfoCard』) 対応を促進すると同時に、競合する ID 管理技術との間に相互運用性を持たせる上で、敷居を下げることにもなる。

Microsoft は、Web における「ID メタシステム」構築という同社の取り組みのなかで、CardSpace を重要なコンポーネントと位置付けている。同社はこの取り組み以前とは異なり、Web 上の ID システムに関して、同社が完全に市場を征服することは不可能だという現実に気づいたようだ。その結果、自社利益のみならず業界全体の利益のためにも、他社との相互運用性を確立しなければならないという結論に達した。

Microsoft のサーバーおよびツール事業担当副社長 Bob Muglia 氏は、声明で次のように述べた。「われわれの顧客は、当社が自社ソリューション間だけでなく、他のプラットフォームおよび技術全体を渡る相互運用性を実現するよう期待している」

Microsoft は発表のなかで、ID 情報の相互運用フレームワーク『Identity Selector Interoperability Profile 1.0』を、技術開示宣言『Open Specification Promise』(OSP) に基づいて公開したことも明らかにした。Identity Selector Interoperability Profile が OSP に加わったことで、オープンソースおよび商用ソフトウェアの開発者は訴訟を受ける心配をせずに、Microsoft の仕様を用いる独自の ID セレクタを開発できる。

またディレクトリ技術の相互運用性についてだが、Microsoft は KERNEL Networks および Oxford Computer Group と共同で、『Microsoft Identity Lifecycle Manager (ILM) 2007』用の OpenLDAP アダプタ提供を目指すオープンソース プロジェクトにも取り組んでいる。同アダプタは、OpenLDAP の ID 情報を両方向で同期できるようにするものだ。

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