Webビジネス2007年6月18日 09:00
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Intel、ワークステーション市場で AMD からシェアを奪還

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070618/12.html
著者:Andy Patrizio
海外internet.com発の記事
コンピュータ業界では上げ潮の流れが、ポーカーのツキと同じくらい気まぐれに揺れ動くことがある。巨人 Intel (NASDAQ:INTC) に果敢に挑む AMD (NYSE:AMD) も、小規模ながら重要な分野で手にしたシェアの増分は、ポーカー大会初出場者のチップよりも速く消えてしまった。

調査会社 Jon Peddie Research (JPR) の報告書によると、Intel はハイエンドの高性能ワークステーション市場において、AMD が奪ったシェアをわずか1年でほぼ完全に取り戻したという。

高性能ワークステーション市場は非常に厳しい市場で、市場規模も膨大とはいい難いが、話題になりがちなゲームマニア市場よりも規模は大きい、JPR によると、2007年の第1四半期における高性能ワークステーションの出荷台数は約67万台で、前年同期と比べて15%増加したという。

高性能ワークステーション市場の顧客は、画像レンダリングなどを行なう映画製作スタジオや、6台のモニターを1台のパソコンに接続しているような金融業者などで、サプライヤのえり好みが激しいため、システムベンダーにとっては非常に厳しい市場だと JPR は説明する。

同社は取材に対し、次のように述べた。「ワークステーション市場は容赦ない市場だ。システムが水準に到達していなければ、それを売ることはできない。同市場の顧客は非常に批判的で、妥協するということをほとんど知らない。映画スタジオの DreamWorks に25台のワークステーションを納め、1台でも不具合を起こせば、二度と DreamWorks にマシンを納入することは適わない。つまり、同市場でシステムを販売するベンダーは、顧客に理解を得てシステムが機能すると言い切れなければならない」

しかし、問題は信頼性ではなく、パフォーマンスだった。Intel は『Xeon Processor 5100』(Xeon 5100) 以来、最近の Xeon プロセッサに同社のマイクロ アーキテクチャ『Core』を採用し、すべてのベンチマークで AMD の『Opteron』を上回った。Xeon と Opteron は通常、サーバー用プロセッサと考えられているが、高性能ワークステーションでもこれらのプロセッサを用いている。

「Core アーキテクチャが初めて登場したとき、あらゆるベンチマークテストで AMD を凌いだ。AMD はそれまで、性能でトップを走っていた。Core はその地位を奪い、ハイエンドのワークステーション市場のシェアを取り返した」と JPR は述べる。AMD は以来、Opteron の処理速度を上げてその差を縮めつつあり、期待の4コアプロセッサ『Barcelona』の準備も進めている。

JPR の報告書を見ると、Opteron の市場シェアはサイン波のように推移している。2005年第3四半期には、ワークステーション市場における AMD のシェアはわずか6.6%で、これに対し Intel は93.4%だった。しかしその後増加傾向が続き、最大時の2006年の第2四半期には13.3%まで達した。そして Xeon 5100 の登場で AMD のシェアは再び下降線を辿り、2007年第1四半期には8.0%まで落ち込んだ。

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