Webビジネス2007年6月28日 12:40
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本格的なブロードバンド化で立ち後れる米国

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070628/11.html
著者:Roy Mark
海外internet.com発の記事
米国通信労働組合 (CWA) の新しい調査 (PDF ファイル) によると、ブロードバンドの接続速度に関し、米国は依然として先進諸国の大半よりも遅れているという。

CWA は、同組織のサイト『Spped Matters』を用いて接続速度 (下り速度) の試験を行ない、8万人近くのデータを集めた。その結果、米国の平均データ伝送速度は1.97Mbps だということが明らかになった。国別で最も速かったのは日本の平均61.0Mbps で、以下韓国 (45.60Mbps)、フィンランド (21.70Mbps)、スウェーデン (18.20Mbps)、カナダ (7.60Mbps) と続く。

この速度テストは、ブロードバンド ユーザーだけでなく、ダイヤルアップ ユーザーも参加可能だが、今回取りまとめたデータの中で、測定対象者の95%以上が DSL あるいはケーブルを介してインターネットに接続したブロードバンド ユーザーだった。CWA は、今回のテスト結果が米国における「高速アクセスの現状をよく表わしている」と指摘した。

米国内の地域別に見るとロードアイランドが最も速く、インターネット接続の平均速度は5.01Mbps だった。続いて、カンザス州 (4.17Mbps)、ニュージャージー州 (3.68Mbps)、ニューヨーク州 (3.44Mbps)、マサチューセッツ州 (3.0Mbps) となっている。

最も遅かった州はアラスカで0.55Mbps だった。以下、遅い順にサウスダコタ州 (0.83Mbps)、ウエストバージニア州 (1.12Mbps)、ワイオミング州 (1.25Mbps)、アイオワ州 (1.26Mbps) と続く。

CWA 代表の Larry Cohen 氏は同報告書について、米国が国家方針としてブロードバンド政策を必要としている証拠だと語った。

「米国は先進諸国のなかで唯一、ユニバーサルな高速インターネット接続を促進する国策のない国家だ。『CWA Speed Test』の残念な結果は、国策がなければ現代の世界経済において、わが国の競争的優位とそれに伴う雇用のどちらも失う危険性があることを示している」と、Cohen 氏は声明で述べた。

米連邦通信委員会 (FCC) が定義する高速インターネットサービスの接続速度は、現在片側200kbps というものだ。しかし CWA は、この定義を「あまりに遅い」とし、下り2Mbps、上り1Mbps のデータ伝送速度を最低限の高速インターネットの定義とするよう提言している。

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