![]() ![]() ![]() ![]() 検索エンジンに評価されるモバイルサイトとはこの記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070703/8.html
著者:株式会社アイレップ
国内internet.com発の記事
あなたは、どのようなモバイルサイトにアクセスしたいと思うだろうか。NTT ドコモが毎月更新している「iモードご利用状況」(2007年5月)によると、公式サイトと一般サイトのアクセス割合は、公式サイト3割、一般サイト7割になっている。
公式サイトとは、キャリアが認めた法人のサイトを指し、情報料を収益源とする課金型のサイト(※1)だ。一方、一般サイトはキャリアの公式メニューに登録されていないもので、個人、法人関係なく世の中に存在する全てのモバイルサイトを指す。キャリアによる広告掲載の規制がないため、広告収入によりコンテンツを無料で提供しているサイトが多い。 無料のサービスが多い一般サイトの方がユーザーのニーズが高そうだが、冒頭に上げたデータを見るとアクセス割合は7割にとどまっている。公式サイトが増えていることが一因として挙げられるが、それにしてももっと差が開いて良いように思える。いったいなぜだろうか? それは、モバイル特有の環境が影響している。モバイルインターネットの入り口であるキャリアポータルが公式サイトにアクセスし易い構造になっており、一般サイトにアクセスするためには、URL を直接打ち込むか、QR コードなどを利用しなければならなかった。公式サイトに比べ、一般サイトはアクセスしづらい環境だったのである。 しかし、2006年10月に主要3キャリアすべてにモバイル検索サービスが採用(※2)され、一般サイトへのアクセスが容易にできるようになった。 今後、ユーザーに検索機能が浸透していけば、一般サイトと公式サイトのアクセス状況は劇的に変化するかもしれない。 以下に、検索機能の浸透がアクセス状況にどのような影響を及ぼすかについて、ユーザー導線の変化という視点から述べる。 ■検索機能が浸透することによりユーザー導線に起きる2つの変化 従来のユーザー導線は、下記のようにキャリアポータルからディレクトリをたどってサイトのトップページを訪れ、コンテンツを探すというものだった。 キャリアポータル ↓ ディレクトリ ↓ コンテンツを扱うサイトのトップページ ↓ コンテンツ しかし、検索機能の浸透により、このユーザー導線は変化していくだろう。ユーザー導線に起きる変化を2つに分けて説明していく。 (1)まず1つめの変化は、下記の様な導線の短縮化だ。 キャリアポータル ↓ (コンテンツを表すキーワード)検索 ↓ 目的のコンテンツ コンテンツを表すキーワードで検索することにより、従来のディレクトリをたどるという作業が短縮され、直接コンテンツページへアクセスするユーザーが増える。 例)“着うた”をダウンロードしたいユーザーの場合 ■従来の導線 キャリアポータル ↓ 着うたサイト一覧 ↓ 着うたサイトトップページ ↓ 曲名、アーティスト名で検索 ↓ ダウンロードページ ■検索機能を利用した導線 キャリアポータル ↓ 曲名、アーティスト名で検索 ↓ ダウンロードページ (2) 2つめの変化として、検索サイトの利用という新しい導線が生まれる。 キャリアポータル ↓ 検索サイト ↓ 検索 ↓ 目的のサイト、コンテンツ 目的とするサイトが明確なユーザーの場合、企業名、サイト名を直接キーワードにして検索を行うことがあろう。しかし、目的のサイトが一般サイトであった場合、キャリアポータルでは目的のサイトが上位表示されないケースがある。 キャリアポータルには公式サイトやアクセス数の多いサイトを上位表示する機能があるためだ。目的のサイトが上位表示されない場合、ユーザーはキーワードを変えるか他の検索サイトで検索を試みる必要がある。 PC であれば検索機能に満足できなければトップページを他の検索サイトに変更できるが、モバイルの場合はキャリアポータルを変更することはできない。 従って、他の検索サイトの方が利用しやすいと感じたユーザーは検索サイトをブックマークし、それ以降ブックマークから直接検索サイトへアクセスするようになるだろう。もしくは、キャリアポータルの検索窓に検索サイト名を打ち込み、その検索結果から検索サイトにアクセスするような、ブックマーク的な目的でキャリアポータルを利用するユーザーが増える可能性もある。 ■ 検索ユーザーの導線に対応したサイト設計を 検索の利用により、ユーザーの導線が変化することをおわかりいただけただろうか。では、検索ユーザーの導線に対応するために何をしたら良いか、具体例をいくつか挙げていこう。 まず、ユーザー導線の短縮は検索を利用し下層ページへ直接アクセスしてくるユーザーの増加を意味している。従って、トップページからのアクセスを想定し、検索ユーザーを無視した下記のようなページは対策の必要がある。 ・サイト名、ブランド名の表記がなく、どのサイトにいるかわからない ・“バックで戻る”以外にリンクがないため移動できない ・関連ページへのリンクがない 特に、現在のモバイル検索エンジンの精度はパソコンほど高くないため、意図しない検索結果が出ることがある。 例えば、会社概要や特定商取引に関する表記のページのような下層ページが、上位表示されるケースがあり、そのような下層ページが検索ユーザーを無視した設計になっていることが多く見受けられる。要注意だ。また、キャリアポータル以外の検索サイトを経由するユーザー導線に対応するには、そもそも検索サイトに登録されている必要がある。 今現在、モバイルの検索サイトは、パソコンでいう Yahoo!、Google のようにユーザーの圧倒的な支持を受けるサイトがあるわけではない。高い検索技術を独自に採用しているモバイル専業検索サイトも存在するため、今後どのサイトがメジャーになるか予想するのは難しい。「このサイトに登録しておけば良い」という状況ではないため、ユーザーが利用しそうな検索サイトには、登録しておくことをおすすめする。 ■ 検索ユーザーに評価されるサイト≒検索エンジンに評価されるサイト 検索機能の浸透と、検索サイトの普及により一般サイトへ容易にアクセスできるようになった。公式サイトの方がアクセスし易いという環境は変化し、公式、一般サイトの枠を超えて、ユーザーのニーズがあるサイトがアクセスを集めるようになるだろう。 検索エンジンは検索ユーザーが満足するサイトを上位表示させるため日々精度を高めているが、「あなたがユーザーだったらどのようなサイトにアクセスしたいか」という基本をふまえ、検索ユーザーに評価されるサイトを制作していれば、検索精度が上がれば上がるほど、あなたのサイトのアクセス数は変化していくだろう。 (※1)一部例外あり (※2)KDDI…2006年7月 Google の検索エンジンを採用 ボーダフォン…2006年10月 Yahoo! モバイルを採用 NTT ドコモ…2006年10月 Google、Yahoo! モバイル、Yicha など計14社の検索エンジンと提携 (株式会社アイレップ インターネットマーケティング事業部 SEO チーム 平井智子) 記事提供:アイレップ
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