![]() ![]() ![]() ![]() Sun、『OpenSolaris』でバイナリパッケージ配布モデル採用へこの記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20070713/11.html
著者:Andy Patrizio
海外internet.com発の記事
『Debian GNU/Linux』ディストリビューションの開発者で、4か月前に Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) に移籍した Ian Murdock 氏が、Sun のオープンソース OS『OpenSolaris』で、『Linux』風の配布形態を導入する計画を明らかにした。
OpenSolaris とは、Sun の OS『Solaris』をベースにしたオープンソース プロジェクトで、6万人以上のプログラマが参加している。しかし同プロジェクトでは、実行可能なバイナリコードではなく、ソースコードで OS を配布しており、コンパイルとインストールという余計な作業が必要なため、人々が敬遠していることが問題だと Murdock 氏は指摘した。 Murdock 氏は、サンフランシスコで開催された報道陣およびアナリストとの会合で、「オープンソースであっても、バイナリ プラットフォームは非常に重要なものだ。ソースコードで運用する者は誰もいない。皆、バイナリ プラットフォームで運用し、実務に馴染ませる」と述べた。 Sun で OS プラットフォーム戦略の最高責任者を務める Murdock 氏は、6月に自身の Blog でこの問題をほのめかしていた。その中で同氏は、コードをダウンロードしてコンパイルする作業について、プログラマにとってさえ簡単とは言えないと指摘していた。 この問題を解決するのが『Project Indiana』だ。Indiana の名は、Murdock 氏の故郷インディアナ州から取っている。Project Indiana は、Linux の配布モデルを OpenSolaris に取り入れようという取り組みで、上手くいけばより多くの人の手に OpenSolaris が渡ることになる。 Murdock 氏によると、Project Indiana の目的は、Linux のパッケージ配布モデルの方向に Solaris を持っていくことだという。Project Indiana では、パッケージのインストールや、ネットワーク経由のインストールおよび更新をサポートし、Sun のファイルシステム『Solaris ZFS』を利用する。 Sun は、このために新しいパッケージシステムを用意する。初期の Linux は、ちょうど今の OpenSolaris と同じように、ソースコードで配布していたため、コンパイルが必要だった。バイナリパッケージによる配布モデルに移行する際、Linux では Red Hat が開発したパッケージ管理システム『RPM』を採用し、Debian GNU/Linux では、独自のパッケージ管理システム『APT』を採用した。 その後 Linux 業界は、Microsoft の『Windows Update』と異なりベンダーに依存しない上、RPM よりも高度な更新システム『YUM』に移行した。だが、Murdock 氏によると、Sun は YUM を上回るシステムを開発するという。「RPM をパッケージ第1世代、APT と YUM をパッケージ第2世代とすると、これはパッケージ第3世代になる」と Murdock 氏は語った。 Project Indiana は現在開発作業中で、今秋に最初のテスト版をリリースする予定だ。また、正式リリースは2008年春を予定している。 |