Microsoft と Novell の提携で Red Hat に漁夫の利?Microsoft と Novell が提携し特許の相互提供で合意したことは、Linux ディストリビューションの利用状況にどのような影響を与えただろうか? オープンソースの企業コンテンツ管理 (ECM) 製品を手がける Alfresco Software によると、結果的にこの提携で増えたのは Red Hat ユーザーだという。
Alfresco では今年4月から6月にかけて、コミュニティメンバーの1万5000人を対象に同社の ECM ソリューションの配備状況に関する調査を行なった。この調査によると、3月から5月までの期間では、新たに Alfresco コミュニティに加入したメンバーの Red Hat 採用率はほぼ3倍に伸びたのに対し、Novell の『SUSE Linux』ユーザーの増加は横ばいだったという。Alfresco の最高マーケティング責任者 Ian Howells 氏は、Red Hat と Novell 間に生じた採用率の相違は、2006年11月に結ばれた Novell と Microsoft の提携に関係しているのではないかと考えている。 Howells 氏は声明の中で「この調査結果は、提携に関する情報が公になるに従って、ユーザーはその条件に反感を持つようになった、という可能性を示唆するものだ」と記している。 しかし、そうした可能性を裏付ける具体的証拠が欠けていることも、Howells 氏は取材で認めている。 「ここにあるのは生の数字だけだ。われわれは、2つのプラットフォームの伸び率は全体として似たような傾向を示すだろうと予想していたのだが、一方は横ばいで他方は3倍に急増するという大きな違いが、結果として生じた。われわれはこれを説明する様々な理由を調査しており、複数の理由が存在するのかもしれないが、実際のところ、特定の原因はわからない」と Howells 氏は語った。 Microsoft と Novell の提携以外で Red Hat ユーザーが増加した理由の1つとして、Red Hat の新版『Red Hat Enterprise Linux 5』(RHEL) のリリースが挙げられる。同製品は Alfresco の調査が開始される数週間前の3月半ばにリリースされた。一方の Novell は Alfresco の調査期間前後で、同様の製品リリースは行なっていない。 また、ユーザーがどの RHEL バージョンを使用しているのか確認していないことを Howells 氏は認めている。加えて、『CentOS』や『Oracle Enterprise Linux』といった RHEL クローンユーザーもこの調査では区別していない。 関連記事 最新トップニュース
|
|