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2007年7月26日 09:00

SEO を始める前に Web 担当者がすべきこと

検索エンジンを経由して興味のあるページへダイレクトにアクセスするユーザーが増えたことで、SEO(検索エンジン最適化)の重要性に対する認識が高まっている。

マーケティング担当者などから Web 担当者に寄せられる要望も、「アクセス数を増やしてほしい」といった漠然としたものから、「有望な見込み客のアクセス数を増やすために SEO を行なってほしい」という、より具体的なものに変化しているのではないだろうか。

あるいは SEO は専門的なことであるという認識から、すべてが Web 担当者に一任されるというケースも多いかもしれない。しかし、Web 担当者のみで実施できる対策には限りがあるだろう。

SEO の実施にあたっては、サイト構築のあり方のみならず、個々のページを逐一見直さなければならない場合が多い。表面的なレイアウトや原稿だけでなく、Web ページのソースやプログラムの見直しにおよぶことも想定できる。大規模なサイトになれば、複数のセクションが関係しているため、全関係者の理解と協力なくしては、なかなか目に見える成果が上がらないのが現実だ。

そもそも、従来から Web 担当者を悩ませていたのは、多くの関係者からの矛盾する依頼ではないだろうか。

Web サイトがビジネスに与える影響が高く評価されればされるほど、Web 担当者に寄せられる声は、かつてのようにマーケティング部門や広報宣伝部門の声だけでなく、人事採用部門や IR 部門、果てはシステム部門や顧客サービス部門などにいたるまで、全社を横断して寄せられてくることが多くなってきた。

例えば、販促担当者の依頼で増やしに増やした Web サイト内のバナーがブランディング担当者を落胆させ、関係者から次々ともちこまれる予定していなかった企画のために、増設に増設を重ねた結果、ユーザーからも社内からも使い勝手の悪いサイトとして落第点を受けるといった話はよくあることだ。

Web サイトに多くの人が関わり、それぞれが異なる目的で動いている場合、十分な知識をもち、目標の優先順位をはっきりさせられる最終意思決定者の存在がなければ、前述のような迷走を招いてしまう。

そこで、SEO の実施前に、そもそもあなたの Web サイトは次の条件を満たしているかどうかを検証してみて欲しい。

・Web サイトの目標がぶれないよう判断できる最終意思決定者が存在する
・最終意思決定者が SEO の十分な知識をもっている。または十分な知識をもったスタッフが意思決定をサポートできる
・全関係セクションが Web サイトの目標を共有している
最低でもこれらの条件を満たせなければ、SEO の場合、失敗が数値となって明確に現れてくるだろう。

そこで、SEO の要望が上がってきた場合、まず Web 担当者がすべきことは、成果をあげるための体制提案である。

意思決定セクションが複数存在するような場合、サイト全体を統括するセクションが必要になってくる。そして、SEO の知識のないセクションが Web サイトを管理している場合には、担当セクションの見直しか、知識の補填方法を考える必要があるだろう。

つまりは、Web サイトの構築・運用に向けた組織体制最適化こそが SEO の第一歩になると理解してもらうことが重要だといえる。

(執筆:コンサルティンググループ 辻 真以子)


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