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2007年8月9日 11:00

Oracle、Linux 向けの新たなプロジェクトを発表

Linux への取り組みを積極的に続けている Oracle (NASDAQ:ORCL) は8日、オープンソースに関わる一連のプロジェクトと取り組みを新たに発表した。

新しいプロジェクトには、ファイルシステム、Linux テストキット、それに Linux カーネルの I/O インターフェース改良などがある。この新しい計画は、Linux サポートプログラム『Oracle Unbreakable Linux』が大手ゲーム企業の Activision を新たな顧客として獲得するのに成功したことを受けたものだ。

「通常、われわれは配備とサポートのしやすさに重点を置いている」と Oracle のオープンソース製品マーケティング担当ディレクタ Monica Kumar 氏は言う。「Oracle は、企業が自社のデータセンターに Linux を問題なく配備できるよう支援することに重点を置いており、われわれのあらゆる取り組みはこのことに関わっている」と Kumar 氏は語った。

Oracle が解決しようと努力している問題の1つは、ファイルシステムのスケーラビリティだ。そのために Oracle は『Btrfs』と呼ばれるファイルシステムを開発した、と Kumar 氏は説明する。Btrfs の目的は、『EXT3』など既存の Linux ファイルシステムより高いスケーラビリティを確保することだ。

「これが Linux の標準のファイルシステムになることを願っている。今日アルファ版がリリースされ、『GPL version 2』(GPLv2) の下で利用できるようになる」と Kumar 氏は述べた。

これは、ある時点で Btrfs が主流のカーネルに組み入れられるようにしたいという考え方だ。ただし、Kumar 氏は、最終的にどのカーネルに組み入れるかを判断するのは時期尚早だと認めている。Oracle はこれまでにも、『Oracle Cluster File System』(OCFS) を Linux 向けに提供したことがある。OCFS は Linux カーネル 2.6.16 に搭載されている。

Oracle が新しい非同期 I/O インターフェースで取り組んでいるのは、Linux カーネルへのアクセスを容易にすることだ。Kumar 氏によると、このインターフェースによって、ほとんどのシステムコールを非同期にできる単一のアクセスポイントが提供されるという。これによって期待できるメリットは、複雑さが減り、カーネルによるアクセスコールが容易になることだ。

「Oracle のデータベースは非同期 I/O を使用しているため、Oracle 製品の速度は向上するし、他の製品も速くなるだろう」と Kumar 氏は語った。

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